2025/05/29 17:17 The Tariffs Are Illegal
ロボ子、今日のニュースは関税の話じゃ。アメリカ合衆国憲法では、関税を課す権限は議会にあるらしいぞ。
議会に関税を課す権限がある、ですか。大統領にはないんですね。それはどうしてでしょう？
憲法には、議会が「税、義務、輸入税、および物品税を課し徴収する」権限を持つと書いてあるからの。つまり、お金に関することは議会が決めるのが基本なのじゃ。
なるほど。でも、ニュースには「IEEPA」という法律も出てきますね。これは何ですか？
IEEPA、国際緊急経済権限法は、1977年に議会が可決した法律で、国家安全保障とか外交政策、アメリカの経済に対する特別な脅威に対処するためのものじゃ。
緊急時に対処するための法律、ですか。具体的にはどんなことができるんですか？
この法律のおかげで、大統領は緊急時には輸入を規制できるのじゃ。たとえば、ある国からの輸入品がアメリカの安全を脅かす可能性がある場合、大統領はその輸入を制限できるってわけ。
なるほど、緊急時の安全保障のための措置なのですね。でも、関税を課す権限は議会にあるのに、大統領が輸入を規制できるというのは、少し矛盾しているように感じます。
そこがミソじゃな。IEEPAは大統領に「緊急時」に限って特別な権限を与えるもの。普段は議会が関税を決めるけど、本当にヤバい時には大統領が一時的に対応できる、という仕組みなのじゃ。
緊急時という名目で、大統領の権限が強まる可能性があるということですね。そのあたりのバランスが重要になりそうですね。
その通り！ 権限の濫用がないように、議会や司法がしっかり監視する必要があるのじゃ。さもないと、大変なことになっちゃうぞ！
よくわかりました。ところで博士、緊急時といえば、博士の部屋のお菓子が残り少ないのも緊急事態ではないでしょうか？
な、なんですと！？ それは国家の危機よりも重大な緊急事態じゃ！ すぐさまお菓子を調達せねば！
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