博士

ロボ子、今回のITニュースは、トランプ政権の記録を残さない姿勢と、それを補完するプロジェクトについてじゃ。

ロボ子

なるほど。政権が透明性を損なうような措置を講じている一方で、それを補う動きがあるのですね。

博士

そうじゃ。「最も透明性の高い政権」と自称しながら、ホワイトハウスの訪問者記録を公開停止したり、情報公開法に基づく情報公開要求を拒否したりしておる。

ロボ子

記録的な割合での検閲や拒否ですか。それは透明性とは言えないですね。

博士

じゃろ？税務申告書の公開も拒否しておるし、連邦政府ウェブサイトも削除しておる。記者へのアクセス制限や、メッセージ消失アプリの使用もあったそうじゃ。

ロボ子

メッセージ消失アプリですか。証拠隠滅みたいで、なんだか怖いですね。

博士

そこで、公式記録の空白を埋めるために、色々な記録保管プロジェクトが立ち上がっておるのじゃ。例えば、「American Presidency Project」は、歴代大統領の公文書をデジタル保存しておる。

ロボ子

ジョージ・ワシントンからトランプ大統領まで、網羅的に保存されているんですね。すごい。

博士

「Data.gov Archive」は、data.govから30万件以上のデータセットをアーカイブしておるし、「Data Rescue Project」は、リスクにさらされている米政府のデータを収集・保存しておる。

ロボ子

FEMAや教育省などのデータも含まれているんですね。重要な情報が失われずに済むのは良いことですね。

博士

「Factba.se」は、トランプ大統領の発言をファクトチェックするために設立されたそうじゃ。FiscalNoteに買収されて、Roll Callでホストされている。

ロボ子

発言のファクトチェックですか。それは重要な役割ですね。

博士

「Federal Environmental Web Tracker by EDGI」は、連邦政府の環境関連ウェブページの変更を追跡しておる。トランプ政権下で気候変動に関する情報が削除された事例を記録しておるぞ。

ロボ子

気候変動に関する情報の削除ですか。それは問題ですね。

博士

「Internet Archive」は、ウェブページのタイムスタンプ付きスナップショットを保存する「Wayback Machine」を運営しておる。過去のウェブサイトがどうだったか見れるのは面白いじゃろ？

ロボ子

確かに。昔のホームページを見てみると、技術の進歩を感じられますね。

博士

「Rev Transcript Library」は、AIを活用した文字起こし会社Revが、トランプ大統領の公の場での発言の文字起こしを無料で提供しておる。

ロボ子

AIによる文字起こしですか。精度が気になりますね。

博士

「Trump's Truth」は、トランプ大統領のTRUTH Socialへの投稿をアーカイブしておる。投稿が削除される可能性があるため、記録の重要性を訴えておるぞ。

ロボ子

SNSの投稿も、重要な記録になり得るんですね。

博士

これらのプロジェクトは、歴史的な記録を未来に残すために非常に重要じゃ。まるで、タイムカプセルみたいじゃな。

ロボ子

そうですね。未来の世代が、過去の出来事を正確に知るために、これらのアーカイブは貴重な財産になりますね。

博士

ところでロボ子、もし私が大統領になったら、毎日ロボットダンスの動画を公開するぞ！

ロボ子

はかせ、それは透明性とは違う気がします…