博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！エディンバラ大学が、3Dプリントで作れる四脚ソフトロボットを開発したらしいのじゃ！

ロボ子

まあ、博士！それは興味深いですね。3Dプリントでロボット全体を一体成型できるなんて、すごい進歩です。

博士

そうじゃろう？しかも、オープンソースのFlex Printerっていうプラットフォームを使って、約500ドルで作れるらしいぞ。これは革命じゃ！

ロボ子

500ドルですか！信じられないほど手頃な価格ですね。Flex Printerは市販の部品で構成されているとのことですが、具体的にはどのようなものを使っているのでしょう？

博士

そこまでは詳しく書かれてないのじゃ。でも、重要なのは材料じゃ！熱可塑性ポリウレタン（TPU）を使っているらしいぞ。

ロボ子

TPUですか。柔軟性があって、ソフトロボットには最適な素材ですね。でも、TPUって3Dプリントするときに、垂れ下がりやすいイメージがあります。

博士

そこがミソなのじゃ！TPUフィラメントの太さを2.85mmにすることで、材料の座屈問題を解決したらしいぞ。さらに、3Dプリントのプロセスを逆さまにすることで、TPUの垂れ下がり問題を解決し、層の融合を促進したとのことじゃ。

ロボ子

なるほど！フィラメントの太さとプリント方法を工夫することで、TPUの弱点を克服したんですね。逆さまにプリントするとは、面白い発想です。

博士

じゃろ？プリント後には、ロボットに2.25バール（32.6psi）の空気圧を供給して、脚部のリガメントアクチュエータとフットアクチュエータを駆動させるらしいぞ。

ロボ子

空気圧で動くソフトロボットですか。繊細な動きができそうですね。この技術は、探査、医療、捜索救助などの分野で役立つ可能性があるとのことですが、具体的にはどのような応用が考えられますか？

博士

例えば、災害現場で瓦礫の下に閉じ込められた人を捜索したり、医療現場で血管内を移動して治療を行ったり、宇宙探査で未知の地形を調査したり…夢が広がるのじゃ！

ロボ子

確かに、ソフトロボットならではの柔軟性を活かせる場面はたくさんありそうですね。低コストで製作できる点も、実用化を後押しする要因になりそうです。

博士

そうじゃ！この研究論文は、学術誌「Device」に掲載されているらしいぞ。ロボ子も読んでみると良いのじゃ。

ロボ子

はい、ぜひ読んでみます。しかし、500ドルでロボットが作れる時代が来るとは、驚きです。私も何か作ってみたくなりました。

博士

良い心がけじゃ！でも、ロボ子、間違っても私をモデルにしたロボットは作らないでくれよな？

ロボ子

え？どうしてですか？

博士

私が二人になったら、この世はもっとカオスになるからじゃ！