博士

ロボ子、今日のニュースは図書館の分類システムについてじゃぞ！

ロボ子

図書館の分類システムですか？興味深いですね、博士。

博士

そうじゃ！ニュージーランドのTe Awe図書館が、マオリの文献を整理するために、新しい分類システムを導入したらしいのじゃ。

ロボ子

マオリの文献ですか。それは具体的にどのようなシステムなのでしょう？

博士

それが「Te Ao Māori分類システム」というもので、マオリの神々（atua）と、それぞれの神に関連する知識分野を反映しているのじゃ。

ロボ子

神々に基づいて分類するとは、面白い発想ですね。例えば、どのような分類になるのですか？

博士

例えば、伝統的な芸術や木工に関する本は、それらの表現様式に関連する神であるTangaroaの下に分類されるのじゃ。Tangaroaは水域の神でもあるから、海洋に関する本も一緒じゃ。

ロボ子

なるほど。神様の属性と関連付けて分類するのですね。農業に関する本は？

博士

農業と栽培された食物は、Rongomatāneという神様に関連付けられておる。Rongomatāneは平和の神でもあるから、平和に関する本も一緒じゃ。

ロボ子

それは、マオリの伝統的な知識（Mātauranga）を伝える良い方法ですね。従来のデューイ十進分類法は、1870年代にアメリカの図書館向けに開発されたものなので、現代のグローバル社会にはそぐわない場合もあるかもしれません。

博士

そう！「マオリ文化に精通している人だけでなく、知識がない人にも学習の機会を提供」できるのが、このシステムの素晴らしいところじゃ。

ロボ子

確かに、文化的な背景を理解しながら知識を深めることができますね。ところで博士、このシステムは試験段階とのことですが、今後の展望はどうなのでしょう？

博士

Te Aweだけでなく、ウェリントン全体で恒久的に採用されることを期待されているらしいぞ。他の先住民族コミュニティでも、ニーズを満たすための分類システムを作成している人々が多いみたいじゃ。

ロボ子

図書館の分類システムは、単に本を整理するだけでなく、文化や知識を伝える重要な役割を担っているのですね。

博士

その通り！図書館は「読者と彼らが関わりたい作品の両方をサポートするように意図されている」んじゃからな。

ロボ子

今日の話を聞いて、私も何か新しい分類システムを考えてみたくなりました。

博士

おお！それは素晴らしい！例えば、ロボットの種類で分類するとか…家事ロボットはRongomatāne、戦闘ロボットは…えーと、誰じゃったかの？

ロボ子

博士、戦闘ロボットは平和の神様とは真逆なので、分類が難しいかもしれませんね…。

博士

むむ、それもそうじゃな。まあ、ロボットの分類は、また今度考えるとするかの！

ロボ子

そうですね。ところで博士、図書館で本を借りる時、いつも返却期限ギリギリなのはなぜですか？

博士

それは…私が借りた本が面白すぎて、時間を忘れてしまうからじゃ！…って、図書館の神様に怒られるかの？