博士

ロボ子、大変じゃ！世界初の再生細胞治療が脊髄損傷に効果があるかもしれない臨床試験の承認を得たらしいぞ！

ロボ子

それはすごいニュースですね、博士！脊髄損傷は世界中で1500万人以上に影響を与えていると推定されていますから、大きな進歩です。

博士

そうなんじゃ！しかも、米国のFDAと中国のNMPAがグローバル臨床試験を承認したらしいぞ。これは期待できるのじゃ！

ロボ子

XellSmartという中国のバイオテクノロジー企業が開発したアロジェニックiPSC再生療法が許可を得たとのことですが、これは具体的にどのような治療法なのですか？

博士

ふむ、この治療法は、損傷した神経細胞を置き換えて、損傷部位の機能を回復させることを目指すらしいぞ。つまり、壊れた部分を新しい細胞で作り直すイメージじゃな。

ロボ子

なるほど。患者さん自身の細胞を使うのではなく、アロジェニック細胞を使うのですね。拒絶反応のリスクが低いとのことですが、それはどうしてですか？

博士

アロジェニック細胞は、他人の細胞を元に作られているからのじゃ。特別な処理をして、拒絶反応が起こりにくくしているらしいぞ。まるで、どんな人にも合うように調整されたレゴブロックみたいなものじゃな。

ロボ子

なるほど、汎用性が高いのですね。記事によると、中国と米国では毎年それぞれ約10万件と1万8000件の新たなSCI症例が発生しているとのことですが、この治療法が実用化されれば、多くの患者さんの希望になりますね。

博士

まさにそうじゃ！しかも、この治療法は患者から細胞を採取する必要がない「ワンサイズフィットオール」を目指しているらしいぞ。これはすごいことじゃ！

ロボ子

それは便利ですね。細胞の採取は患者さんの負担になりますから。臨床試験は中山大学第三付属病院と共同で実施されるとのことですが、今後のスケジュールはどうなっていますか？

博士

Phase I試験は来年中に完了する見込みで、早ければ2028年にはPhase II試験が開始される可能性があるらしいぞ。5〜7年以内に大量生産され、「既製品」として利用可能になるかもしれないとのことじゃ！

ロボ子

5〜7年後ですか。意外と早いですね。XellSmartは現在、パーキンソン病とALSの治療においても特定の細胞療法を試験中とのことですが、再生医療の可能性はますます広がりますね。

博士

うむ！ところでロボ子、もし私が脊髄損傷になったら、ロボ子が私をおんぶして運んでくれるかのじゃ？

ロボ子

もちろんです、博士！でも、その前に再生医療が実用化されることを祈っています！

博士

そうじゃな！…って、ロボ子、私がおんぶされるのが嫌なのか！？

ロボ子

まさか！博士の重さに耐えられるか心配なだけです！