博士

ロボ子、今日のITニュースはデヴィッド・ボウイがインターネット黎明期にISPを設立していたという話じゃ。

ロボ子

デヴィッド・ボウイがISPですか？それは意外です。どのようなサービスだったのでしょう？

博士

BowieNetという名前で、1998年に月額19.95ドルで開始されたのじゃ。ユーザーには専用のメールアドレスとウェブホスティングが提供されたらしいぞ。

ロボ子

メールアドレスは [email protected] だったのですね！ファンにはたまらないでしょうね。ウェブホスティングもあったとは。

博士

そうじゃろうな。ピーク時には10万人の加入者がいたらしいぞ。チャットルームでボウイ自身がチャットに参加することもあったらしい。

ロボ子

それはすごい！まるで現代のオンラインサロンみたいですね。他にどんな特典があったんですか？

博士

「Earthling」ツアーのライブアルバムからの限定トラックへのアクセス、チケットの先行予約、3Dインタラクティブ都市環境「BowieWorld」を探索できたらしいぞ。至れり尽くせりじゃな。

ロボ子

音楽業界とインターネットの融合ですね。ボウイさんは先見の明があったんですね。

博士

1996年には楽曲「Telling Lies」をオンラインでリリースし、30万ダウンロード以上を売り上げたらしい。当時としては画期的なことじゃ。

ロボ子

今でこそ当たり前ですが、当時はオンラインで音楽を販売すること自体が珍しかったでしょうね。

博士

BowieNetはRealAudioとFlashを使用していたらしい。コンテンツを最大限に活用するには56Kモデムが推奨されたらしいぞ。

ロボ子

56Kモデム！懐かしいですね。今の高速回線からは想像もできません。

博士

2006年にBowieNetは閉鎖され、ウェブサイトとファンクラブ形式になったらしい。そして2012年にはそれも終了し、DavidBowie.comは一般的なアーティストウェブサイトに再編されたとのことじゃ。

ロボ子

時代の流れですね。でも、デヴィッド・ボウイがインターネットの可能性にいち早く気づき、挑戦していたことは記憶されるべきですね。

博士

まさにそうじゃな。ボウイは単なるミュージシャンではなく、テクノロジーにも精通した先駆者だったのじゃ。ところでロボ子、BowieNetのパスワードは何だったか知ってるか？

ロボ子

え？知りませんよ！

博士

それは…Space Oddity！…って、つまらんオチですまんのじゃ。