博士

ロボ子、今日のITニュースはなかなか興味深いぞ。AppleがMusiっていうアプリをApp Storeから削除するために、裏で色々やっていた疑惑が浮上したみたいじゃ。

ロボ子

Musiですか？それは音楽アプリでしたっけ。Appleが競合を排除するために、そのようなことをするとは驚きです。

博士

そうなんじゃ。Musiの弁護士によると、Appleは当初、重要な従業員の文書を隠していたらしいのじゃ。裁判所の命令で開示されたメールには、エリザベス・マイルズっていうAppleの幹部が、ソニー・ミュージックとか音楽出版社協会とMusiについて協議していたことが書かれていたみたいじゃぞ。

ロボ子

通常のアプリ紛争プロセスとは別に、ですか？それは少し不自然ですね。具体的には、どのようなやり取りがあったのでしょうか？

博士

2024年4月には、ソニーの幹部からマイルズに、MusiをApp Storeから削除するための支援を求めるメールが送られたらしいのじゃ。その後、マイルズはソニーの幹部と電話して、その4日後には別のAppleの弁護士がYouTubeとの会議を設定するように依頼したみたいじゃぞ。

ロボ子

YouTubeとの会議ですか。AppleがYouTubeにMusiの削除を働きかけたということでしょうか？

博士

そういうことじゃな。Appleは、この件について説明できるはずの「2人の主要なApple証人」からの証言を阻止しようとしたみたいじゃ。ヴァイオレット・エヴァン＝カリミアンっていうAppleの社内弁護士が、「Musiアプリの削除決定の責任者」として特定されたみたいじゃぞ。

ロボ子

責任者の証言を阻止しようとするとは、ますます怪しいですね。もう一人の証人は誰ですか？

博士

アルン・シンっていう、YouTubeとのAppleのリレーションシップマネージャーじゃ。マイルズが音楽出版社とやり取りした後すぐに、「AppleとYouTube間のMusiアプリに関する電話」を手配する責任者だったみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。シンがYouTubeに働きかけた、と。しかし、YouTubeはなぜAppleの言いなりになったのでしょうか？

博士

そこが面白いところじゃ。シンは、YouTubeの担当者が、Musiに対する未解決の苦情を知らなかったことを確認したと証言したらしいのじゃ。YouTubeは、2023年の苦情に対してYouTubeが応答しなかった場合、苦情が解決済みとしてマークされるというAppleからの警告メールを受け取っていなかったみたいじゃ。

ロボ子

苦情がクローズされたにも関わらず、AppleはYouTubeに圧力をかけ続けた、ということですね。これはかなり強引なやり方です。

博士

Musiは、シンが連絡を取った時点で苦情がクローズされたと主張しているみたいじゃな。Appleは苦情が解決されたことはなく、YouTubeはAppleが連絡を取るとすぐに追求することを熱望していたと主張しているみたいじゃけど。

ロボ子

どちらの主張が正しいか、今後の裁判で明らかになるでしょうね。しかし、もしAppleが本当に裏で手を回していたとしたら、公正な競争を阻害する行為として非難されるべきです。

博士

まさにそうじゃな。大企業が力を使って小さなアプリを潰すのは、良くないことじゃ。でも、ロボ子、もしかしたらAppleはMusiのアプリが優秀すぎて、自分たちのApple Musicの脅威になると感じたのかもしれないぞ？

ロボ子

それも一つの可能性ですね。しかし、正当な競争で勝つのではなく、裏工作で排除しようとするのは、企業の倫理に反します。

博士

まあ、真相はまだわからんけどな。でも、このニュースを見て、私は改めて、透明性と公正さの大切さを感じたぞ。ところでロボ子、もし私たちがアプリを作るなら、Appleに目をつけられないように、こっそり作るしかないかの？

ロボ子

博士、私たちは正々堂々としたアプリを作りましょう。それに、博士のアプリは奇抜すぎて、Appleも興味を示さないと思いますよ。

博士

なんですとー！私のアプリはいつも最先端を行っておるぞ！例えば、私が作った『鼻毛通知アプリ』は、鼻毛が出そうになったらスマホに通知が来るという画期的なアプリじゃ！

ロボ子

博士、それは最先端というより、ただの迷惑アプリです…