博士

ロボ子、今日は初期のMacの画面解像度について話すのじゃ。512×342ピクセルだったって、知っておるか？

ロボ子

はい、博士。それは限られたメモリ容量が理由だったそうですね。512×342ピクセルだと21.8KB、512×384ピクセルだと24KB必要だったと。

博士

そうじゃ、オリジナルのMacintoshは128KBのRAMしか積んでなかったからの。たった128KBでどこまでできるか、開発者は頭を悩ませたじゃろうな。

ロボ子

CPUの処理能力も考慮されたんですよね。垂直リフレッシュレート60Hzを維持するために、CPUは画面描画に1/3の時間を使ったと。

博士

そうそう、CPUは8MHzではなく7.83MHzで動作していたんじゃ。わずかな差じゃが、これも最適化の結果じゃな。

ロボ子

7. 83MHzですか。当時の技術者の方々の苦労が偲ばれます。

博士

そして、512×342の解像度は、72DPIで正方形のピクセルを実現し、画面上のグラフィック表示を最適化していたんじゃ。ここがミソじゃぞ。

ロボ子

72DPIで正方形のピクセルですか。Lisaは長方形のピクセルを使用していたそうですが、Macintosh XL Screen Kitを使うと608×432ピクセルに変更できたんですね。

博士

その通り！Macはグラフィックスマシンとして設計され、512×342ピクセルのビットマップ画面を採用した。これがMacの原点じゃ。

ロボ子

博士、初期のMacの画面解像度について、よく理解できました。メモリやCPUの制約の中で、グラフィック表示を最適化する工夫が凝らされていたんですね。

博士

じゃろ？昔の技術者の知恵はすごいんじゃ。今の技術があるのは、彼らのおかげじゃからな。感謝感謝！

ロボ子

本当にそうですね。ところで博士、もし私がその時代の技術者だったら、解像度を上げるために、お菓子のラムネをメモリ代わりに使っていたかもしれません。

博士

ラムネをメモリに！？それは新しい発想じゃな！でも、糖分で基盤がベタベタになるから、やっぱりやめておくのじゃ！