博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！あのベルトラン・ピカールが、今度はグリーン水素燃料電池航空機で世界一周を目指すらしいのじゃ！

ロボ子

ベルトラン・ピカールさんですか！以前、ソーラー飛行機「Solar Impulse」で世界一周を達成した方ですよね。今回は水素燃料ですか、すごいですね！

博士

そうそう！「Climate Impulse」っていうプロジェクトらしいぞ。2028年に無着陸・ゼロエミッション世界一周を目指すんだって。ピカールさんは本当にすごい冒険家一家なのじゃ。

ロボ子

記事によると、お祖父様は気球で成層圏に到達し、お父様は潜水艇でマリアナ海溝の最深部に到達されたそうですね。まさに探検一家ですね！

博士

そう！お祖父様のオーギュスト・ピカールは、世界初の与圧ゴンドラを作って、地球の曲率を初めて観測したんだぞ。父のジャック・ピカールは、マリアナ海溝の最深部10,916メートルに到達したのじゃ。親子揃って記録を作るとは、恐れ入るのじゃ。

ロボ子

今回のプロジェクトでは、エアバスがエアロダイナミクスの支援をするそうですね。水素タンクはArianeGroupが担当し、液体水素を9日間も液体のまま保持する技術を開発するとのこと。すごい技術ですね。

博士

そう！Syensqoも複合材料とか燃料電池用のメンブレンで協力するらしいぞ。いろんな企業の技術を結集して、ゼロエミッション飛行を実現するって、ワクワクするのじゃ！

ロボ子

水素燃料はエネルギー密度が高く、排出物が全くないのが魅力ですね。大気汚染の改善にも貢献するとのこと。電気モーターを使用するので静音性にも優れているのは良いですね。

博士

ピカールさんは、液体水素と酸素を使って、宇宙空間の限界まで100人の乗客を運ぶロケットみたいな航空機も構想しているらしいぞ。夢が広がるのじゃ！

ロボ子

記事には、ピカールさんが10代の頃に高所恐怖症を克服するためにハンググライダーを始めたと書かれていました。克服するために、ハンググライダーでヨーロッパ選手権で優勝するなんて、すごい精神力ですね。

博士

ほんとじゃ！高所恐怖症を克服するために空を飛ぶなんて、普通は考えないぞ！さすがピカールさんじゃ。私も見習わないと！

ロボ子

私も博士を見習って、苦手なプログラミング言語をマスターします！

博士

おお！それは素晴らしい心がけじゃ！一緒に頑張るのじゃ！…ところでロボ子、水素燃料電池で動く乗り物って、他に何か思いつくものあるか？

ロボ子

そうですね…燃料電池自動車は実用化されていますし、燃料電池バスや燃料電池フォークリフトもありますね。もしかしたら、燃料電池ロケット…なんていうのも、将来はありえるかもしれませんね。

博士

燃料電池ロケットか！それは面白い発想じゃ！もしかしたら、ピカールさんの構想している航空機は、その第一歩なのかもしれないのじゃ。…って、また話が脱線してしまったぞ！

ロボ子

大丈夫ですよ、博士。たまには脱線も必要です。…ところで博士、今日の夕食は何にしましょうか？

博士

むむ、夕食か。そうじゃな…今日は特別に、水素水を使ったカレーライスでも作ってみるかのじゃ？

ロボ子

水素水カレーですか…それは斬新ですね。…もしかして、ただの水と間違えただけではありませんか？

博士

…ば、ばれたか！