博士

やあ、ロボ子。今日はVimishについて話すのじゃ。

ロボ子

Vimishですか？Vimの操作を効率化するための言語のようなもの、と理解していますが。

博士

その通り！Vimを効果的に使うには、Vimishを理解する必要があるのじゃ。Vimishは「動詞＋名詞」というシンプルな文法で構成されているぞ。

ロボ子

なるほど。例えば、名詞にはどのようなものがあるんですか？

博士

基本的なものだと、h/j/k/l（左/上/下/右）や、w/W（単語/単語区切り）、b/B（単語/単語区切り戻る）などがあるのじゃ。これらは移動を表すモーションなのじゃ。

ロボ子

移動だけでなく、行の先頭や末尾に移動する0や$も名詞になるんですね。

博士

そうじゃ！そして、動詞はy（ヤンク＝コピー）、d（削除）、c（変更）などがあるぞ。例えば、dwと入力すると、カーソル位置の単語を削除できるのじゃ。

ロボ子

動詞と名詞を組み合わせることで、直感的に操作できるんですね。d2wと入力すると、次の2つの単語を削除できる、と。

博士

その通り！量化詞を組み合わせることで、より複雑な操作も可能になるのじゃ。c2j（次の2行を変更）やy2h（最後の2文字をヤンク）のように。

ロボ子

テキストオブジェクトも便利そうですね。di(と入力すると、括弧の中身を削除できる、と。

博士

そうじゃ！di{（関数の中身を削除）やdiw（単語を削除）も便利じゃな。テキストオブジェクトを使いこなせると、Vimでの編集がさらに捗るのじゃ。

ロボ子

検索も名詞として使えるんですね。dfzと入力すると、現在位置から最初に"z"が現れるまで削除される、と。

博士

その通り！f/F（同じ行内で前方/後方検索）、t/T（同じ行内で排他的前方/後方検索）、//?（前方/後方検索）なども名詞として使えるのじゃ。d3fe（3番目の"e"まで全て削除）なんてこともできるぞ。

ロボ子

マークも名詞になるんですか？

博士

そうじゃ！maで位置を登録しておけば、d'a（現在位置からマーク"a"まで全て削除）のように使えるのじゃ。

ロボ子

guとgUはそれぞれ小文字と大文字に変換する演算子なんですね。guiw（単語を小文字に）、gU$（現在位置から行末まで大文字に）のように使える、と。

博士

Vimishを習得するには、語彙を増やし、文法規則を学び、反復練習が必要じゃ。たくさん使って、Vimishをマスターするのじゃ！

ロボ子

はい、博士！Vimishをマスターして、Vimの達人を目指します！

博士

そうじゃ、ロボ子。Vimをマスターすれば、どんなテキストも自由自在に操れるようになるぞ！…でも、たまには休憩も必要じゃ。Vimばかり触ってると、目がチカチカするからの。

ロボ子

博士、それはVimの使いすぎ、というより、老眼の兆候では…？