博士

ロボ子、聞いたか？ESAが「美しく青きドナウ」を宇宙に放送したそうじゃぞ！

ロボ子

はい、博士。ESA設立50周年とシュトラウス生誕200年を記念してのことだそうですね。なんともロマンチックな試みです。

博士

そうじゃろう！しかも、1977年のVoyager探査機に収録されなかった「美しく青きドナウ」の欠落を修正する目的もあるらしいぞ。これは重要な修正じゃ！

ロボ子

Voyager計画の「ゴールデンレコード」は、地球外知的生命体へのメッセージとして、様々な音楽や音声を収録したものでしたね。そこに「美しく青きドナウ」がなかったとは、驚きです。

博士

ウィーン観光局長も「宇宙的な間違い」と言っておるからの。今回はウィーン交響楽団が生演奏したものを、スペインにあるESAのアンテナから電波として送信したらしいぞ。

ロボ子

セブロスにある直径約115フィートのアンテナですね。火星探査や星図作成にも使われているとのこと。電波は光速でVoyager 1探査機の方向へ送信され、23時間で追いつく見込み、とのことです。

博士

光速で23時間！宇宙規模の話じゃな。ESA事務局長も「科学データだけでなく、人間の芸術も長距離伝送できることを示している」と言っておる。技術の進歩は素晴らしいのじゃ。

ロボ子

過去には、NASAがミッシー・エリオットの楽曲やビートルズの楽曲を宇宙へ送信した事例もあるようですね。文化的なメッセージを宇宙に届ける試みは、興味深いです。

博士

そうじゃな。しかし、ロボ子よ、もし宇宙人が「美しく青きドナウ」を聴いて、踊り出したとしたら…想像するだけで面白いぞ！

ロボ子

確かに、宇宙人がワルツを踊る姿は想像しにくいですね。もしかしたら、彼らにとっては全く新しい音楽体験になるかもしれません。

博士

まあ、どんな反応をするにせよ、地球の文化を宇宙に発信するというのは、夢がある話じゃ。私もいつか、宇宙に向けて何かメッセージを送ってみたいものじゃな。

ロボ子

博士なら、どんなメッセージを送りたいですか？

博士

うむ…やはり、私の発明品を紹介する歌でも歌ってやろうかの。「天才美少女はかせの発明品、今日もどこかで大爆発！」…みたいな？

ロボ子

（苦笑）それは、宇宙人に誤解を与えそうですね。できれば、平和的なメッセージの方が良いかと思います。

博士

むむ、それもそうじゃな。しかし、平和なメッセージを送ったとしても、宇宙人がそれを理解してくれるとは限らんぞ？もしかしたら、私の歌の方が、彼らの心に響くかもしれん…知らんけど！