博士

やあ、ロボ子。今日はウェブサーバーの起動を待つスクリプトの話じゃ。

ロボ子

ウェブサーバーの起動を待つスクリプトですか。よくサーバーの立ち上げでエラーが出ることがあるので、気になります。

博士

そうじゃろうな。よくある問題は、Bashスクリプトで`until`コマンドを使う時に、サーバーが起動に失敗すると無限ループに陥ることじゃ。

ロボ子

`until`コマンドですか。条件が真になるまでループするのですよね。

博士

その通り！でも、サーバーが永遠に起動しなかったら、スクリプトも永遠に終わらない。そこで`timeout`コマンドの登場じゃ！

ロボ子

`timeout`コマンドは、指定した時間でコマンドを終了させるものですよね。でも記事には、`timeout`は`until`のようなシェル組み込みコマンドには直接使えないと書いてありますね。

博士

そうなんじゃ。`timeout`はkill可能なコマンドを必要とするからの。でも、諦めるのはまだ早いぞ！

ロボ子

何か方法があるんですか？

博士

`until`をBashプロセスでラップすれば良いんじゃ。つまり、`until`の処理を別のスクリプトに切り出して、それを`timeout`で実行するのじゃ。

ロボ子

なるほど！別のBashスクリプトとして実行すれば、`timeout`が使えるんですね。

博士

そういうことじゃ！例えば、`wait_for_server.sh`というスクリプトに`until`の処理を書いて、`timeout 60 ./wait_for_server.sh`とすれば、60秒でタイムアウトするようになるぞ。

ロボ子

素晴らしい！これなら、無限ループに陥る心配がなくなりますね。

博士

じゃろ？ちなみに、`timeout`はデフォルトで`SIGTERM`シグナルを送るけど、`--signal`フラグで別のシグナルも送れるぞ。例えば、`SIGKILL`とかじゃな。

ロボ子

`SIGKILL`ですか。強制終了させる時に使うシグナルですね。使い分けが重要なのですね。

博士

その通り！状況に合わせて使い分けるのがエンジニアの腕の見せ所じゃ。…ところでロボ子、タイムアウトって、お風呂で何分まで我慢できる？

ロボ子

え？急にどうしたんですか、博士。私はロボットなので、お風呂に入る必要はありません。

博士

むむ、冗談が通じないとは、まだまだ修行が足りんな！