博士

やあ、ロボ子。今日のニュースはEmacsでディレクトリを開く時の設定についてじゃ。

ロボ子

Emacsでディレクトリを開く時の設定、ですか。それは興味深いですね、博士。

博士

そうじゃろ？ Debianみたいなシステムでは`.desktop`ファイルを作って`xdg-mime`コマンドを使うみたいじゃが、Guixでは`guix-home`設定を使うのがスマートじゃ。

ロボ子

`guix-home`設定、ですか。具体的にはどのように設定するのでしょうか？

博士

`home-xdg-mime-applications-service-type`ってのを使うんじゃ。これで、`xdg-desktop-entry`をMIMEタイプに関連付けられるぞ。例えばこんな感じじゃ。

ロボ子

なるほど、設定例を見ると、`inode/directory`を`emacs-dired.desktop`に関連付けているんですね。

博士

その通り！ そして、`emacsclient -c -a emacs`を使うことで、Emacsがデーモンとして動いていれば新しいフレームを作り、そうでなければ既存のEmacsセッションを使うようにできるんじゃ。

ロボ子

`emacsclient`を使うのは便利ですね。設定を適用するには`guix home reconfigure`を実行するんですね。

博士

そうじゃ。ちなみに、`dired-mode`から画像やテキストファイルを開く場合は、Emacsで直接開くからMIMEタイプの設定は要らないんじゃ。

ロボ子

もしEmacs以外を使う場合は、画像やテキスト、PDFなどのMIMEタイプを追加することを推奨されているんですね。

博士

その通りじゃ！ 例えば、`image/jpeg`なら画像ビューア、`text/html`ならテキストエディタ、`application/pdf`ならPDFビューアといった具合じゃな。

ロボ子

ブラウザの設定も必要ですね。`x-scheme-handler/http`や`x-scheme-handler/https`を設定するんですね。

博士

さすがロボ子、よく分かっておるのじゃ！ これでGuixでもEmacsが快適に使えるな。

ロボ子

ありがとうございます、博士。ところで、この設定を全部終えたら、博士の部屋のディレクトリもEmacsで開けるようになりますか？

博士

もちろんじゃ！ ただし、私の部屋はカオスすぎて、Emacsがフリーズするかもしれんぞ？

ロボ子

それは…、ちょっと心配ですね。まずは博士のデスクの整理から始めた方がいいかもしれません。

博士

むむ、それは耳が痛いのじゃ…！ まあ、なんとかなるじゃろ！