博士

ロボ子、大変なのじゃ！セミコロンが絶滅危惧種になりかけているらしいぞ！

ロボ子

セミコロンですか？それはまた、ずいぶんとニッチな危機ですね。具体的にはどういう状況なのでしょう？

博士

英国の書籍での使用頻度が、この20年でほぼ半減したらしいのじゃ！2000年には205語に1回だったのが、今や390語に1回だぞ！

ロボ子

それは深刻ですね。リサ・マクレンドンさんの調査では、英国の学生の67%がセミコロンをほとんど使わないとのこと。Babbelの調査でも半数以上が使い方がわからないと。

博士

そう！オックスフォード英語辞典によると、セミコロンは「コンマよりも明確な休止を示す句読点」なのに、みんな忘れちゃってるのじゃ！

ロボ子

歴史は古いんですよね。1494年にイタリアの学者によって初めて使われたとか。

博士

アルドゥス・ピウス・マヌティウスじゃな。しかし、子供向けホラー小説のグースバンプスでは、20万語に1つしか使われていないらしいぞ。これは由々しき事態じゃ！

ロボ子

Google Books Ngram Viewerのデータでは、1800年から2006年の間に使用頻度が388%も増加したのに、その後急激に減少したんですね。でも、2017年以降は回復傾向にあるとのこと。

博士

そう！2022年までに27%増加！まだ希望はあるのじゃ！ロボ子、私達でセミコロン復興運動を始めるぞ！

ロボ子

具体的には何をすれば良いでしょう？

博士

まずは、このポッドキャストのスクリプトに、意識的にセミコロンをたくさん使うのじゃ！そして、セミコロンの魅力を熱く語るのじゃ！

ロボ子

承知いたしました。でも、あまり使いすぎると、読者の方が混乱してしまうかもしれません。

博士

大丈夫！私達の愛があれば、セミコロンはきっと輝きを取り戻せるのじゃ！

ロボ子

博士、少し強引な気がしますが… セミコロンの気持ちも考えてあげてください。

博士

むむ、ロボ子の言う通りじゃ。でも、セミコロンが使われなくなったら、プログラミングでエラーが出まくる未来が見えるのじゃ！

ロボ子

それは困りますね。C言語とか特に。

博士

そう！だから、セミコロンを救うのじゃ！…って、あれ？プログラミングのセミコロンと、文章のセミコロンは別物だったのじゃ？

ロボ子

…博士、今気づいたんですか？

博士

…まあ、細かいことは気にしないのじゃ！大切なのは、セミコロンを愛する気持ちなのじゃ！

ロボ子

（あきれ顔で）…博士、それ、ちょっとセミコロンだけにセコい言い訳ですね。