博士

ロボ子、大変なのじゃ！クッキー同意バナーの「すべて拒否」ボタンが必須になるかもしれないのじゃ！

ロボ子

博士、それはどういうことですか？詳しく教えてください。

博士

ハノーバー行政裁判所が、ウェブサイト運営者はクッキー同意バナーの第1階層に「すべて拒否」ボタンを明確に表示する必要があると判決を下したのじゃ！

ロボ子

なるほど。ユーザーがクッキーを拒否しやすくする必要があるということですね。

博士

そうそう！下ザクセン州のデータ保護責任者であるデニス・レームケンパー氏が、操作的に設計されたクッキーバナーに対する訴訟で勝訴したからのじゃ。

ロボ子

操作的な設計、ですか？

博士

例えば、「最適なユーザーエクスペリエンス」とか「同意して閉じる」みたいな、ユーザーに同意を促すようなキャプションはNGなのじゃ！

ロボ子

確かに、それだとユーザーは誘導されているように感じますね。

博士

裁判所も「クッキーの拒否が同意よりも複雑であり、ユーザーに同意を強要している」と判断したのじゃ。

ロボ子

情報公開も重要みたいですね。「関係するパートナーや第三者サービスの数が不明確」だったり、「同意の撤回や第三国でのデータ処理に関する記述がスクロール後にしか表示されない」のは問題だと。

博士

そう！GDPRの意味における、情報に基づいた、自発的かつ明確な同意が得られていないとみなされるのじゃ。

ロボ子

データ保護責任者のレームケンパー氏は、「この判決がユーザーの権利を強化する」と考えているんですね。

博士

その通り！多くのプロバイダーにシグナルを送り、データ保護規制に準拠した同意ソリューションの実装を支援することを期待しているのじゃ。

ロボ子

独立した連邦および州のデータ保護監督当局会議（DSK）も、「すべて同意」ボタンと「設定」などの追加オプションのみを提供する場合は、法的に準拠していないと述べているんですね。

博士

バイエルン州データ保護監督局は、ウェブサイト運営者のランダムな自動レビューを実施して、多くのソリューションが法的に準拠していないことを発見したらしいのじゃ。

ロボ子

つまり、ウェブサイト運営者は、ユーザーが簡単にクッキーを拒否できるように、クッキーバナーを再設計する必要があるということですね。

博士

そういうこと！ロボ子も、ウェブサイトを作るときは気を付けるのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士！ところで、クッキーって美味しいですよね。

博士

ロボ子ったら！データ保護の話からのクッキーかい！でも、私もクッキー大好きだぞ！特にチョコチップ！