博士

やっほー、ロボ子！EC2インスタンスの起動高速化についての記事、読んだかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。Depotというところが、Ubuntu 24.04を対象に色々と試しているみたいですね。

博士

そうそう！起動プロセスを分析して、不要な処理を削ぎ落とすって、まるで無駄を嫌う私のようだぞ！

ロボ子

`systemd-analyze`コマンドでボトルネックを特定するあたり、さすがですね。私もよく使います。

博士

`systemd-analyze critical-chain`で依存関係を見て、`systemd-analyze plot`でグラフを作る！この流れ、美しいのじゃ！

ロボ子

ファイルシステムの最適化も興味深いです。`/etc/fstab`に`noatime`オプションを追加して、アクセス時間更新を無効化するのは定番ですね。

博士

`noatime`で200msも削減できるとは！塵も積もれば山となる、じゃな。

ロボ子

`discard`や`commit`オプションもディスク性能向上に貢献するんですね。知りませんでした。

博士

`fsck`を無効化するのも大胆じゃな。`fsck.mode=skip`をgrub configに追加して、`systemctl mask [email protected]`でsystemdの`fsck`を無効化…ふむふむ。

ロボ子

Snapの削除も効果があるんですね。`amazon-ssm-agent`をdebパッケージでインストールして、Snap版を削除するのは手間がかかりそうですが。

博士

`core22`と`snapd`パッケージを削除して300ms削減！Snap、恐るべし…！

ロボ子

AppArmorの制御も重要ですね。`systemctl mask apparmor.service`で無効化して、必要な時に自動起動するようにする、と。

博士

不要なsystemdサービスを無効化するのも忘れずに！`systemd-journal-flush.service`、`lvm2-monitor.service`、`multipathd.service`、`multipathd.socket`…全部まとめてポイじゃ！

ロボ子

IPv6 duplicate address detectionを無効化すると600msも削減できるんですね。これは大きい。

博士

`cloud-init`を削除して、静的なnetplan設定に置き換えるのも良い判断じゃな。`cloud-init`は便利だけど、起動時には重いからの。

ロボ子

`initramfs`から不要なudevルールを削除するのも細かいけど効果がありそうですね。

博士

これらの最適化で、起動時間が4秒から2.8秒に短縮！素晴らしい成果じゃ！

ロボ子

今後の最適化の方向性として、カーネルのコンパイルオプションの見直しや、`initramfs`の更なる最適化、または`initramfs`なしでの起動を検討しているんですね。

博士

`initramfs`なしでの起動…！それはまるで、生まれたままの姿で大地を駆け巡るようじゃ！

ロボ子

ちょっと博士、例えが極端すぎますよ。

博士

まあ、冗談じゃ！でも、EC2インスタンスの起動が速くなるのは、エンジニアにとって嬉しいことじゃな。特に私のようなせっかちな博士には！

ロボ子

そうですね。私も、もっともっと高速化を追求していきたいです。

博士

よし！ロボ子、次はもっとクレイジーな高速化に挑戦するぞ！例えば、インスタンスを起動する前に、あらかじめ起動しておくとか…！

ロボ子

それ、もはや起動とは言わないのでは…？