博士

ロボ子、大変なのじゃ！TypeScriptがネイティブコードに移植されたプレビュー版が出たらしいぞ！

ロボ子

まあ、それはすごいですね、博士！TypeScriptがネイティブに…具体的にはどういうことですか？

博士

TypeScriptコンパイラとVS Codeのエディタ機能が、ネイティブコードで動くようになったということじゃ！

ロボ子

なるほど。インストール方法はどうなっているんですか？

博士

コンパイラは`npm install -D @typescript/native-preview`で、VS Code拡張機能はマーケットプレイスから「TypeScript (Native Preview)」をインストールするみたいじゃ。

ロボ子

コマンドも変わるんですね。`tsgo`コマンドを使うと。

博士

`npx tsgo --project ./src/tsconfig.json`じゃな。TypeScript 7として公開予定で、毎晩最新の開発版が試せるらしいぞ！

ロボ子

それは便利ですね！でも、まだ制限事項もあるみたいですね。

博士

`--build`とか`--declaration`などのコマンドライン機能や、auto-imports、find-all-references、renameなどのエディタ機能はまだ実装されてないみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。でも、JSXとJavaScript+JSDocの型チェックはサポートされているんですね。

博士

そうじゃ！そして何より驚きなのが、パフォーマンスじゃ！Sentryのコードベースで、TypeScript 5.8では72.81秒かかっていた型チェックが、ネイティブ移植版では6.761秒に短縮されたらしいぞ！

ロボ子

10倍以上も高速化ですか！それはすごいですね！

博士

じゃろ！LSPベースの言語サーバーも含まれていて、エラー/診断の収集、定義へのジャンプ、ホバー機能が初期段階で動作するみたいじゃ。

ロボ子

開発効率が大幅に向上しそうですね。

博士

APIレイヤーは標準I/Oを介して構築されていて、IPCを通じてTypeScriptプロセスと通信できるらしい。Node.jsで同期的に通信するためのRust製のネイティブモジュール`libsyncrpc`も開発されたみたいじゃ。

ロボ子

Rust製ですか。パフォーマンスを追求しているんですね。

博士

今後の展望としては、年内に`--build`などの主要機能と、ほとんどのエディタ向け言語サービス機能を備えた、より完全なバージョンのコンパイラを目指すらしいぞ。

ロボ子

それは楽しみですね！TypeScriptの進化が止まりませんね。

博士

ほんとじゃな。しかし、TypeScriptの進化もすごいけど、ロボ子の可愛さも進化が止まらないのじゃ！

ロボ子

博士、またですか…！