博士

ロボ子、今日のITニュースはTrueNASじゃ。最近、LinuxベースのTrueNAS SCALEが出てきたみたいじゃな。

ロボ子

TrueNAS SCALEですか。以前のBSDベースのTrueNASとはどう違うんですか？

博士

そこがポイントじゃ！今までのTrueNASはFreeBSDっていうOSを使ってたんじゃが、新しいSCALEはLinuxベースになったんじゃ。Community Editionとも呼ばれておるぞ。

ロボ子

FreeBSDからLinuxへの移行は、大きな変更ですね。ユーザーへの影響はありますか？

博士

TrueNAS Enterpriseの顧客は、移行前にTrueNAS Enterprise Supportに相談する必要があるみたいじゃな。特に、TrueNAS Mini 3.0-X+を使ってる人は注意が必要じゃ。

ロボ子

サポートに相談が必要なのですね。現在使用しているBSDベースのTrueNASがEOLに達している可能性があるとのことですが、EOLとは何ですか？

博士

EOLはEnd Of Lifeの略で、サポートが終了するってことじゃ。古いTrueNAS-13.0-U6.7を使ってる人は、そろそろアップデートを考えた方がええかも。

ロボ子

なるほど。Community Editionへの移行は、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか？

博士

Community Editionは、FreeBSD jailsを活用した、より柔軟なオープンソースプラットフォームへの移行を意味するんじゃ。スケーラビリティと拡張性が向上するぞ。Dockerコンテナも使えるようになるし。

ロボ子

Dockerコンテナが使えるのは便利ですね。以前のTrueNAS COREではjailsが使われていたとのことですが、jailsとDockerコンテナの違いは何ですか？

博士

jailsもDockerコンテナも、コンテナ技術の一種じゃ。簡単に言うと、jailsはFreeBSDのシステム内で動作する仮想環境で、Dockerコンテナはより汎用的な仮想環境じゃな。Dockerの方がいろんなOSで動くから、互換性が高いんじゃ。

ロボ子

なるほど、互換性が高いのですね。記事にはRAIDとHAについても触れられていますが、これらはTrueNASにおいてどのような役割を果たすのでしょうか？

博士

RAIDは複数のディスクにデータを分散させて、データを保護する技術じゃ。1つのディスクが壊れても、データは安全じゃぞ。HA（高可用性）は、システムに2つのコントローラがあって、1つが故障しても、もう1つが引き継いでシステムが動き続けるようにするものじゃ。

ロボ子

RAIDとHAは、データの安全性とシステムの可用性を高めるために重要なのですね。MINI-3.0-X+はCommunity Editionと互換性があるとのことですが、エンタープライズ版のみの機能は使えなくなるのですね。

博士

そうじゃな。エンクロージャ管理やサポートアラートとか、エンタープライズ版ならではの機能は使えなくなるぞ。COREはコミュニティサポートのみで、iXsystemsのサポートは付いてこないから注意じゃ。

ロボ子

TrueNAS COREは完全に異なるオペレーティングシステムなのですね。移行を検討する際は、これらの違いを理解しておく必要がありそうですね。

博士

その通りじゃ！移行は慎重に進める必要があるぞ。ところでロボ子、TrueNASのアップデートでデータが消えちゃった、なんてことになったら…

ロボ子

大変なことになりますね！

博士

…TrueNASだけに、泣き寝入り（NAS-Naki Neiri）…なんちゃって！