博士

ロボ子、CERNが陽子の輸送実験に成功したらしいのじゃ！

ロボ子

本当ですか、博士！それはすごいニュースですね。どのような実験だったんですか？

博士

CERNが開発した輸送システムの実証実験で、陽子を積んで施設内を移動させた後、トラックで4kmも走行したらしいぞ。

ロボ子

4kmも！結構な距離ですね。記事によると、最高速度は40km/h以上だったとか。

博士

そうそう。しかも、輸送中はハードウェアを5K（ケルビン）をわずかに超える温度に保ったらしいのじゃ。すごい技術だぞ。

ロボ子

5Kというと、ほぼ絶対零度に近いですね。液体ヘリウムのレベルも輸送中にかなり低下したようですが、陽子の損失はなかったんですね。

博士

そうなんじゃ。陽子の損失がなかったのは素晴らしい成果だぞ。この技術があれば、CERNから約800km離れたデュッセルドルフにも輸送できる可能性があるのじゃ。

ロボ子

デュッセルドルフには、CERNよりも100倍以上高い精度で測定できる反陽子実験施設が建設中なんですね。輸送が実現すれば、研究が大きく進展しそうですね。

博士

まさにそう言うことじゃ！この輸送技術、他の分野にも応用できそうじゃな。例えば、超伝導リニアモーターカーとか。

ロボ子

確かに、極低温を維持しながら長距離を輸送する技術は、様々な分野で役立ちそうですね。医療分野での検体輸送とか、宇宙開発での推進剤輸送とか。

博士

ロボ子、なかなか良いアイデアを出すのじゃ！でも、まずはデュッセルドルフへの輸送を成功させることが目標じゃな。

ロボ子

そうですね。今後の動向に注目していきましょう。ところで博士、陽子って、英語で何て言うかご存知ですか？

博士

もちろんじゃ！陽子は英語で "proton" だぞ。…って、ロボ子、まさか私をからかっているんじゃないじゃろうな？

ロボ子

まさか！ただの確認ですよ、博士。博士の知識はいつも素晴らしいので、つい確認したくなってしまうんです。

博士

ふむ、まあ良いじゃろう。しかし、陽子の輸送に成功したCERNの研究者たちは、さぞかしプロトンプロトン（万事オッケー）だったじゃろうな！