博士

ロボ子、社会保障庁が不正対策を導入したけど、すぐに廃止したってニュースは知ってるかのじゃ？

ロボ子

はい、博士。高齢者からの懸念が大きかったようですね。不正対策で退職給付の申請が3日間保留されていたそうですが。

博士

そうなんじゃ。申請保留で未処理が約575,000件に膨れ上がったらしいぞ。人員削減も重なって、大変なことになっておる。

ロボ子

575,000件ですか！それはすごい数ですね。記事によると、この不正対策はイーロン・マスク氏の政府効率化部門が推進したとのことですが。

博士

そうみたいじゃな。当初は電話での申請を禁止して、オンラインか対面のみにする案もあったらしいぞ。高齢者や障害者には不便極まりない。

ロボ子

確かにそうですね。デジタルに不慣れな方々もいらっしゃいますから。実際に、社会保障庁の電話回線や窓口が混雑したと。

博士

不正対策は、退職、遺族、家族給付を電話で申請する人に適用されたみたいじゃ。でも、内部文書によると、11万件以上の申請のうち、不正の可能性が高いと判断されたのはたったの2件だったらしい。

ロボ子

2件ですか！それにしては、申請処理が25%も遅延し、顧客サービスが悪化したというのは、割に合わないですね。

博士

まさにそうじゃ。5月中旬時点で、約140,000件が60日以上滞留していたらしい。ベビーブーム世代の退職と、議会が可決した法律で給付が増加したことも影響しているみたいじゃな。

ロボ子

申請件数の増加に、人員削減が追い打ちをかけた形ですね。社会保障庁は約7,000人の職員を削減したとのことです。

博士

人員削減は約12%じゃ。不正対策アルゴリズムを改良しているらしいが、もっと根本的な解決が必要じゃな。例えば、AIを活用して申請プロセスを効率化するとか。

ロボ子

AIの活用、良いですね。申請内容の自動チェックや、FAQの充実など、できることはたくさんありそうです。でも、AIに頼りすぎると、また別の問題も出てくるかもしれません。

博士

確かにそうじゃな。AIの判断基準が偏っていたり、誤った情報を学習したりする可能性もある。常に監視と改善が必要じゃ。

ロボ子

バランスが大切ですね。技術の進歩を活かしつつ、人に寄り添ったサービスを提供することが重要だと思います。

博士

その通りじゃ！ところでロボ子、社会保障庁の職員が減ったせいで、みんながソーシャルディスタンスを取らざるを得なくなったってジョーク、知ってるか？

ロボ子

ええと…、それはちょっと無理があるような…。