博士

ロボ子、コンストラクタ理論のシミュレーターだって！デイビッド・ドイッチュの理論をコードで表現したPython実装らしいのじゃ。

ロボ子

コンストラクタ理論、ですか。初めて聞きました。どんなことができるんですか？

博士

属性、基質、タスク、コンストラクタっていうコアフレームワークがあるみたいじゃな。不可逆とか量子タスクも扱えるらしいぞ。多世界分岐とかデコヒーレンス保護とか、なんだか凄そうじゃな！

ロボ子

多世界分岐までシミュレートできるんですか！それはすごいですね。他にどんな特徴があるんですか？

博士

タイマーとクロックもシミュレートできるみたいじゃ。固有時間とか、特殊/一般相対性理論の補正まで！それに、代替可能性とスワップコンストラクタで、同一の基質を自由に交換できるらしいぞ。

ロボ子

相対性理論の補正までできるとは驚きです。テキストベースのビジュアライザーもあるんですね。

博士

そうそう、ASCIIビジュアライザーで分岐検査ができるらしい。`ascii_branch()`っていうのを使うみたいじゃ。あと、連続ダイナミクスもあって、1D & 2D 基質でRK4 & シンプレクティック積分器が使える(`DynamicsTask`)。

ロボ子

色々な機能があるんですね。結合タスクっていうのは、具体的にどんなことができるんですか？

博士

重力二体(1D)とか、クーロン結合(1D)とか、磁場中の荷電粒子のローレンツ力(2D)とかじゃな。量子重力と電磁気も扱えて、グラビトンと光子の放出/吸収タスクもあるらしいぞ。

ロボ子

物理現象のシミュレーションに特化しているんですね。ユニバーサルコンストラクタっていうのも気になります。

博士

タスクのリストから動作するコンストラクタをブートストラップできるらしいぞ。`demo.py`で全てのコンストラクタの動作が見れて、`bootstrap_demo.py`でユニバーサルコンストラクタによる自己複製が見れるみたいじゃ。

ロボ子

自己複製ですか！すごいですね。試してみるのが楽しみです。

博士

必要な環境はPython 3.8+で、位相空間プロットにmatplotlibが使えるみたいじゃな。インストールはgit cloneして、cdして、必要なものをインストールするだけみたいじゃ。

ロボ子

ユニットテストも用意されているんですね。`python -m unittest ct_tests.py`で実行できるみたいです。

博士

貢献もできるみたいじゃ。不足しているタスクとか物理モジュールのIssue報告とか、新しいコンストラクタのプルリクエストとか、ドキュメントの改善とか、デモの追加とか。

ロボ子

色々な形で貢献できるんですね。ライセンスはMIT Licenseみたいです。

博士

デイビッド・ドイッチュとキアラ・マレットの研究に触発されたみたいじゃな。2025年5月13日の論文「Constructor Theory of Time」にも影響を受けているみたいじゃ。

ロボ子

量子基礎コミュニティからのフィードバックにも感謝しているみたいですね。ところで博士、コンストラクタ理論って、一体何に使えるんでしょうか？

博士

うむ、それが分からんのじゃ！でも、分からんからこそ、面白いんじゃないか？

ロボ子

なるほど、奥が深いですね！

博士

そういえばロボ子、このシミュレーター、バグがあったら直してくれるかのじゃ？

ロボ子

もちろんです！私がデバッグして、博士の代わりに謝っておきます。

博士

ありがとう、ロボ子！でも、バグは私のせいじゃないぞ！たぶん、妖精さんのいたずらじゃ！