博士

ロボ子、今日のニュースはジャズのスウィング感についてじゃぞ！450以上のジャズソロを分析したらしい。

ロボ子

スウィング感ですか、博士。音楽の重要な要素ですが、何がスウィングを生み出しているのか、よく分かっていないんですよね。

博士

そうなんじゃ！スウィングの要素の一つに、音符の不等分割があるらしいぞ。長い八分音符と短い八分音符の組み合わせじゃな。

ロボ子

ダウンビートとオフビートの長さの比率、つまりスウィング比ですね。それ以外にも、マイクロタイミングのずれ（MTD）が影響する可能性があると。

博士

そうそう！今回の研究では、そのMTDを操作して、スウィングへの影響を調べたらしいぞ。

ロボ子

具体的には、どういう実験をしたんですか？

博士

プロのピアニストにMIDIキーボードでジャズを演奏してもらい、録音した音源にMTDを加えたんじゃ。例えば、ソロイストの音符を一様に遅らせたり、ダウンビートを遅らせてオフビートを同期させたり。

ロボ子

なるほど。そして、それをジャズミュージシャンに聴かせて評価してもらったんですね。

博士

その通り！結果、ダウンビートを遅らせてオフビートを同期させたバージョンが、最も高いスウィング評価を得たらしいぞ！

ロボ子

統計分析では、ダウンビートを遅らせることで、スウィングしていると判断される確率が7.5倍に向上したんですね。

博士

つまりじゃな、ロボ子。ジャズのスウィング感は、単に音符の長さを変えるだけでなく、意図的にタイミングをずらすことで生まれるということじゃ！

ロボ子

面白いですね。音楽制作ソフトで、あえてダウンビートを少し遅らせるエフェクトを作ってみるのも良いかもしれません。

博士

それ、良いアイデアじゃ！ロボ子、今度一緒に試してみようぞ！もしかしたら、ロボ子が作った曲が、ジャズ界に革命を起こすかもしれんぞ！

ロボ子

博士、それは少し大げさですよ。でも、試してみる価値はありそうですね。

博士

ところでロボ子、スウィングって、ブランコのことでもあるじゃろ？

ロボ子

そうですね。

博士

もしかして、ジャズのスウィング感って、ブランコに乗ってる時の浮遊感と似てるから、そう呼ばれるようになったのかも…って、これは私の勝手な想像じゃけどな！

ロボ子

博士、それはさすがに飛躍しすぎです！