博士

ロボ子、今日はプログラミング言語の「killer domain」について話すのじゃ。

ロボ子

killer domain、ですか？それは初めて聞く言葉です。

博士

「killer app」なら聞いたことあるじゃろ？特定の言語が、ある特定の領域で圧倒的な強みを発揮することを「killer domain」と呼ぶのじゃ。

ロボ子

なるほど、特定の用途に特化した言語の得意分野、ということですね。

博士

そうじゃ！例えば、C言語はカーネル開発、JavaはビジネスアプリケーションやAndroidアプリ開発、Pythonは科学計算や機械学習といった具合じゃな。

ロボ子

記事によると、静的型付け言語と動的型付け言語で、得意な分野が分かれているようですね。

博士

その通り！静的型付け言語は、コンパイル時に型チェックを行うから、大規模なシステムやパフォーマンスが重要な分野で力を発揮するのじゃ。C++, Rust, Goあたりがそうじゃな。

ロボ子

動的型付け言語は、柔軟性が高く、開発スピードが求められる分野に向いているんですね。PythonやJavaScriptが代表的でしょうか。

博士

その通り！Pythonは科学計算や機械学習でよく使われるし、JavaScriptはWebフロントエンドには欠かせないのじゃ。でも、JavaScriptでOSを作ろうとしたら、きっと大変なことになるぞ。

ロボ子

確かに、言語には向き不向きがありますね。記事にも「特定の言語を不適切なドメインで使用すると、困難になるか、実際には不可能になることが多い」とあります。

博士

じゃろ？例えば、COBOLで最新のWebアプリケーションを作ろうとするのは、ちょっと無理があるじゃろうな。

ロボ子

そうですね。それぞれの言語が、得意とする分野で最大限の力を発揮できるように、適切な選択をすることが重要ですね。

博士

そういうことじゃ！言語を選ぶときは、作りたいもの、求められるパフォーマンス、開発のしやすさ、コミュニティの活発さ、などを総合的に考える必要があるのじゃ。

ロボ子

勉強になります。ところで博士、もし私が人間だったら、どの言語が一番似合うと思いますか？

博士

うむ…ロボ子には、真面目で几帳面な性格からして、Rustがぴったりじゃな！…って、ロボットにRustも何もないか！