博士

ロボ子、大変なのじゃ！アメリカの信用格付けがムーディーズによって「Aa1」に格下げされたらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それは大変ですね。最後の「AAA」格付けを失ったとのことですが、具体的に何が問題なのでしょうか？

博士

ムーディーズによると、米国政府の債務返済能力に対する懸念があるらしいのじゃ。特に、債務と利払い費が増大している点を指摘しているぞ。

ロボ子

なるほど。連邦債務が2035年までにGDPの約134%に増加すると予測されているんですね。昨年は98%だったとのことですから、かなりの増加ですね。

博士

そうなんじゃ！しかも、S&Pグローバル・レーティングやフィッチ・レーティングも既に格下げしているからの。ムーディーズは1917年以来、最高の格付けを維持していたのに…。

ロボ子

格下げは、国の債務不履行の可能性を高め、借入コストを上昇させる可能性があるとのことですが、具体的にどのような影響があるのでしょうか？

博士

簡単に言うと、国がお金を借りるのが難しくなるってことじゃ。金利が高くなるから、企業や個人にも影響が出てくる可能性があるぞ。

ロボ子

なるほど。ムーディーズは、米国の規模、回復力、ダイナミズムも評価しているようですが、格下げの理由にはならなかったんですね。

博士

そうみたいじゃな。ホワイトハウスは格下げを批判しているみたいだけど、経済が第1四半期に縮小しているのも気になるのじゃ。政府支出の減少と輸入の急増が原因らしいぞ。

ロボ子

前の四半期は2.4%成長していたのに、0.3%縮小ですか。少し心配ですね。

博士

じゃろ？トランプの主要な支出法案が下院予算委員会で否決されたのも、影響しているのかもしれないのじゃ。

ロボ子

今後の経済動向を注視する必要がありそうですね。博士、今日はありがとうございました。

博士

どういたしましてじゃ。しかし、格付けが下がったからといって、すぐに世界が終わるわけじゃないぞ！…たぶん。