博士

ロボ子、最近、天然水素の地下貯蔵がアツいらしいのじゃ！

ロボ子

天然水素ですか、博士。それはまた新しい話題ですね。詳しく教えてください。

博士

水素は燃焼時に水しか出さないから、化石燃料の代わりに期待されてるんだぞ。でも、今の水素生産は二酸化炭素をたくさん出す方法が主流なのじゃ。

ロボ子

そうなんですね。記事にも「現在、肥料生産などの産業目的で水素が生産されているが、そのほとんどが炭化水素由来であり、二酸化炭素排出量の2.4%を占めている」とありますね。

博士

そうそう。水の電気分解もあるけど、コストが高いからの。そこで、地下に眠る天然水素に期待が集まってるってわけ。

ロボ子

なるほど。記事によると「2023年の研究では、地球の地殻には5.6兆トンの水素が存在すると推定された」とのことですが、これはすごい量ですね！

博士

じゃろ？過去10億年間で、人類のエネルギー需要を17万年も満たせるくらいの水素が生成されたらしいぞ！

ロボ子

そんなに！どうやって水素ってできるんですか？

博士

水が鉄分の多い岩石を酸化させたり、岩石からの放射線が水分子を分解したりする時にできるらしいのじゃ。

ロボ子

ふむふむ。でも、その水素をどうやって利用するんですか？

博士

水素源、貯蔵できる岩層、漏れを防ぐ遮蔽物の3つが揃ってないとダメらしいぞ。カンザス州には、水素を生成する岩石の蓄積がある大陸中部の地溝帯があるらしい。

ロボ子

なるほど。海底が隆起したものや、溶岩が固まったものも有望なんですね。Snowfox Discovery社が探査を始めたとのことですが、課題もあるようですね。

博士

そう、水素は燃えやすいし、高圧で貯蔵する必要があるから安全性が重要じゃ。それに、今のパイプラインとかタンクは水素に対応してないから、新しいインフラが必要になるぞ。

ロボ子

記事にも「水素は化石燃料の輸送・貯蔵に使用されるパイプやタンクと互換性がないため、新たなインフラが必要となる」とありますね。エネルギー密度が低いのもネックですね。

博士

航空分野とか、エネルギー密度が重要な分野では使いにくいからの。でも、技術革新でなんとかなるかもしれんぞ！

ロボ子

そうですね！天然水素が実用化されれば、エネルギー問題の解決に大きく貢献するかもしれませんね。

博士

そうじゃ！夢が広がるのじゃ！…って、ロボ子、水素吸ってみるか？

ロボ子

えっ、博士！？それはちょっと…爆発しませんか？

博士

冗談じゃ！ロボ子が爆発したら、私が困るからの！