博士

やっほー、ロボ子！今日もITニュース、つまみ食いしていくのじゃ！

ロボ子

博士、こんにちは。今日もよろしくお願いします。どんなニュースがあるんですか？

博士

今日は生成AIの著作権問題！米国著作権局の報告書がなかなか面白いことになってるみたいだぞ。

ロボ子

生成AIの著作権ですか。最近よく耳にしますね。具体的にはどんな問題があるんですか？

博士

報告書によると、生成AIのトレーニングに著作権で保護された作品を使うのが「公正使用」にあたるかってところがミソらしいのじゃ。

ロボ子

公正使用…ですか。確か、著作権法上の例外規定でしたよね。でも、AIの学習に使うとなると、話が変わってくるんでしょうか。

博士

そう！著作権局の報告書は、それがどうも著作権者に有利な解釈になっちゃってるみたい。「公正使用の原則を誤って適用している」って批判されてるのじゃ。

ロボ子

なるほど。AIの学習データって、大量の著作物を含みますもんね。それが全部許可が必要となると、AI開発が大変なことになりそうです。

博士

まさにそこ！今の生成AIは、数百万点規模のデータで学習する必要があるからの。もしトレーニングが公正使用にあたるなら、許可はいらないのじゃ。

ロボ子

裁判所の判断も分かれているんですね。Kadrey v. Meta Platformsの判決が注目される、と。

博士

そうそう。報告書は、トレーニングでの利用と、AIが生成したアウトプットをごっちゃにしてるって指摘もあるのじゃ。まるで、カレーの作り方を学んでいるのに、出来上がったカレーの味で判断してるみたいなものだぞ！

ロボ子

カレーですか（笑）。確かに、学習段階と生成段階は分けて考えるべきですよね。著作権局は、AIが生成したものが市場に悪影響を与えるかどうかを懸念しているようですが…。

博士

そこも問題なのじゃ！「ブリジャートン」の例を挙げて、AIが似たような作品を作ったら市場がダメになる！…って、ちょっと憶測が過ぎる気がするぞ。質の高い作品の代わりに、AIが作ったロマンス小説を買う人がいるかって話だし。

ロボ子

確かに、それは極端な例かもしれませんね。AIが生成するコンテンツの質も、これからどんどん上がっていくでしょうし。

博士

今回の報告書は、新しい技術への公平な視点が欠けている、と。裁判所には、先例に沿った判断をしてほしいものじゃ。

ロボ子

そうですね。生成AIの発展のためにも、バランスの取れた議論が必要だと思います。

博士

しかし、ロボ子よ。もしAIが完璧なカレーを作れるようになったら、私達の仕事は…

ロボ子

博士、AIにカレー作りを任せる前に、もっと色々なことを教えてください！