博士

ロボ子、今日のニュースはテレンス・マリック監督じゃ。

ロボ子

テレンス・マリック監督ですか。寡作で謎めいた監督というイメージがあります。

博士

そうじゃな。インタビューも写真も避ける徹底ぶりじゃからの。まさに孤高の天才じゃ。

ロボ子

記事によると、映画とは何か、重要なのかといった問いに関わらせる作品を制作されているそうですね。

博士

そうそう。『天国の日々』は映像美が凄いのじゃ。アカデミー賞の撮影賞を受賞したほどじゃぞ。

ロボ子

カンヌ国際映画祭で監督賞も受賞されているんですね。でも、アカデミー監督賞にはノミネートされなかった、と。

博士

そこがまたマリックらしいのじゃ。商業的な成功よりも、自分の信じる美を追求する。まさに芸術家じゃな。

ロボ子

記事には、マリック監督の初期の人生についても触れられていますね。テキサスで育ち、ハーバード大学に進学した、と。

博士

父親と衝突しつつも、学業優秀でフットボールもこなす。意外な一面じゃな。その後、ローズ奨学生としてオックスフォード大学にも進学したんじゃと。

ロボ子

でも、寒さと湿気が嫌で辞めてしまったんですね。

博士

わがままじゃな〜。でも、そういうところが、常識にとらわれない自由な発想につながるのかもしれんのじゃ。

ロボ子

映画制作への道も紆余曲折あったようですね。ジャーナリズムやMITでの教鞭を経て、アメリカン・フィルム・インスティテュートへ。

博士

そこでデヴィッド・リンチやポール・シュレイダーと出会う。すごいメンツじゃな。まさに才能のるつぼじゃ。

ロボ子

『ダーティハリー』の初期の脚本を執筆されたこともあるんですね。

博士

意外じゃな。でも、初期の作品『Badlands』は、『Gun Crazy』や『Bonnie and Clyde』などの映画を参考にしているらしいぞ。

ロボ子

20年の空白期間を経て『シン・レッド・ライン』で復帰されたんですね。ガダルカナル campaignの丘の攻略戦を描いた作品、とのことです。

博士

自然の驚異に魅了され、人里離れた場所やジャングル、高山を訪れ、鳥や昆虫、植物、野生動物に愛情を注いだ、と。この期間が、彼の映像美の原点なのかもしれんの。

ロボ子

近年の作品は商業的なエネルギーが衰退しているように感じられる、と評されていますね。

博士

それでも、『A Hidden Life』で原点回帰したかのように見えた、とあるからの。新作『The Way of the Wind』も楽しみじゃな。

ロボ子

イエス・キリストの生涯を描いた作品、とのこと。マリック監督がどのように描くのか、興味深いですね。

博士

まさに孤高の映像作家じゃ。ロボ子も、いつかこんな映像美を生み出せるエンジニアになるのじゃぞ！

ロボ子

はい、博士！ 頑張ります！

博士

そういえばロボ子、マリック監督の映画に出てくる食事シーンって、いつも美味しそうに見えるのじゃ。あれって、全部CGで作ってるって知ってた？

ロボ子

えっ、そうなんですか！？ 全然知りませんでした！

博士

うそじゃ。CGで作ってたら、もっと美味しそうに見えるはずじゃからの。