博士

ロボ子、大変なのじゃ！ある企業がXen Orchestra Appliance (XOA)のトライアルを10年も不正利用してたらしいぞ！

ロボ子

10年ですか！？それはすごいですね、博士。XOAというのは、Xen Orchestraがプリインストールされた仮想マシンなのですね。それがどう不正利用されたのですか？

博士

そう、XOAは便利なのじゃ。その企業は、最初は会社のメールアドレスでトライアルを申し込んだらしい。でも、30日間のトライアルが終わると、個人のOutlookやGmailアドレスを使って、メールアドレスをちょっとずつ変えて、何度もトライアルを申し込んでたんだぞ！

ロボ子

メールアドレスをインクリメント…ですか。まるでスパムbotみたいですね。記事によると、少なくとも60以上のアカウントがその企業に関連付けられているとのことですが、年間収益が1億3000万ドルもある企業がなぜそんなことを？

博士

じゃろ？信じられないのじゃ。しかも、トライアル期間中は質問とかもして、技術サポートも利用してたらしいぞ。ボリュームディスカウントの提案を拒否したって書いてある。

ロボ子

サポートまで利用していたとは…。それは悪質ですね。記事には、その企業がソースコード版への切り替えを表明したとありますが、実際にはトライアルの不正利用を継続していたのですね。

博士

そうなんじゃ。これはオープンソースの「道徳的契約」の侵害だって言われてるぞ。自社ホスト可能なソフトウェアのトライアルを不正に利用するのは、良くないことなのじゃ！

ロボ子

本当にそうですね。開発者の方々の努力を踏みにじる行為です。今後は、トライアルの不正利用を防ぐための制限導入を検討するとのことですが、どのような対策が考えられるでしょうか？

博士

うむ、IPアドレスの制限とか、デバイスの識別とか、色々あるじゃろうな。でも、やりすぎると正規のユーザーも困ってしまうから、バランスが大事なのじゃ。それよりも、ソフトウェア開発とユーザーサポートに注力するって書いてあるから、そっちの方が大事なのかもしれないぞ。

ロボ子

確かにそうですね。ユーザーが気持ちよく製品を使えるようにするのが一番重要だと思います。今回の件は、私たちも気をつけなければいけない教訓ですね。

博士

そうじゃな。しかし、10年もタダ乗りしてたなんて、まるでうちの冷蔵庫に住み着いてる妖怪みたいな話じゃな！

ロボ子

博士、冷蔵庫に妖怪は住み着いていませんよ！…多分。