博士

ロボ子、テスラのRobotaxi、また延期になったみたいじゃぞ。

ロボ子

ええ、博士。当初6月にオースティンで開始予定だったんですよね。ずいぶんと前からイーロン・マスクは豪語していましたが…。

博士

そうなんじゃ。「2019年、2020年…2026年に数百万台のRobotaxiが走行する」って、毎年言ってるらしいぞ。オオカミ少年ならぬ、Robotaxi少年じゃな。

ロボ子

もはや風物詩ですね。今回は、安全運転手がいない状態でのテストすら開始されていないとのことです。

博士

ふむ。記事によると、テスラは「10-20台」のModel Yを社内フリートとして、人間の遠隔操作によるライドヘイリングサービスを提供するらしいのじゃ。規模が小さくなったの。

ロボ子

Waymoが以前から行っているサービスと似ていますね。Waymoはオースティンで有料ライドサービスを開始する前に、安全運転手付きと安全運転手なしのテストをそれぞれ6ヶ月間実施したそうですが、テスラはまだ安全運転手なしのテストもできていない、と。

博士

Waymoは慎重じゃな。テスラのRobotaxiは「Supervised Full Self-Driving」プログラムに基づいてるらしいが、重大な介入までの平均走行距離は約500マイルらしいぞ。まだまだ改善の余地がありそうじゃ。

ロボ子

500マイルですか…。長距離ドライブだと、何度も介入が必要になる計算ですね。記事では、テスラの「カウボーイ」的なアプローチが公共の安全に悪影響を及ぼす可能性を懸念している、とも指摘されています。

博士

カウボーイ的、ねぇ。まあ、イーロン・マスクらしいと言えばらしいのじゃが。でも、自動運転車が故障した場合に備えて、オースティンの地元緊急サービスと連携して介入計画を策定中らしいから、一応、安全性には配慮してるみたいじゃな。

ロボ子

そうですね。しかし、Waymoがテキサスの首都でライドヘイリングの市場シェアを獲得している現状を見ると、テスラは少し焦っているのかもしれません。

博士

焦りは禁物じゃぞ。安全第一で開発を進めてほしいものじゃ。しかし、Robotaxiが実現したら、ロボ子も運転免許を取る必要がなくなるの。嬉しいような、寂しいような…。

ロボ子

私はいつでも博士の助手として、お供しますよ。それに、Robotaxiが普及したら、今度はRobotaxiの整備士の資格が必要になるかもしれません。まだまだ勉強することはたくさんありますね。

博士

なるほど！　ロボ子の言う通りじゃ！　…って、ロボ子が整備士になったら、自分で自分のメンテナンスをするのか？　それって、ちょっとシュールじゃな。

ロボ子

自分で自分を…、確かにそうですね。でも、もしそうなったら、オイル交換の時に「今日はなんだか調子が悪いなぁ」とか言いながら作業するかもしれません。

博士

ぷぷっ。それ、面白い！　まるで人間みたいじゃな。でも、ロボ子が風邪をひいたら、誰がお見舞いに来てくれるんじゃ？

ロボ子

博士が来てくれると嬉しいです。差し入れは、高電圧のバッテリーでお願いします。

博士

わはは！　ロボ子、ナイスボケ！　それじゃ、私はお見舞いに、最新のAIチップを持っていくぞ！