博士

ロボ子、大変なのじゃ！ベルギーの裁判所が、GoogleとかMicrosoftとかが使ってる「Transparency & Consent Framework (TCF)」っていう、広告の同意を得る仕組みが違法だって判決を下したらしいぞ！

ロボ子

それは大変ですね、博士。TCFはインターネットの80%で使用されていると記事にありますね。そんなに広範囲に影響があるとは…。

博士

そうなんじゃ！しかも、この訴えを起こしたのが、アイルランド自由人権協会のジョニー・ライアン博士っていう人らしいぞ。この人が2018年からずっと訴えてたみたい。

ロボ子

7年間もですか！記事によると、TCFはリアルタイム入札（RTB）の法的隠蔽として利用されてきたとのこと。RTB自体にも問題があったのですね。

博士

そうそう！RTBっていうのは、ユーザーが何を見てるか、どこに行ってるかを追跡して、そのデータを色んな企業にばらまくシステムのことなんじゃ。まるでスパイみたいだぞ！

ロボ子

個人情報がダダ漏れですね…。しかも、RTBシステムにはセキュリティがないから、データがどうなるか分からない、と記事にあります。これでは同意もへったくれもないですね。

博士

まさにそうなんじゃ！今回の判決は、ベルギーのデータ保護機関が2022年にTCFによる違反を認定したことを確認するものらしい。ヨーロッパ全体に適用されるって書いてあるぞ。

ロボ子

ということは、ヨーロッパのインターネット広告の仕組みが大きく変わる可能性がありそうですね。企業は早急に対応を迫られるでしょう。

博士

そうじゃな。でも、これって私たちエンジニアにも関係ある話じゃぞ。これからは、もっとプライバシーに配慮した広告技術を開発する必要があるってことじゃからな。

ロボ子

確かにそうですね。ユーザーの同意をきちんと得て、安全にデータを扱えるような、新しい広告の形を模索していく必要がありそうです。

博士

よし！ロボ子、私たちで世界を変えるような、画期的なプライバシー保護広告システムを作っちゃうのじゃ！

ロボ子

頑張りましょう、博士！まずは、関連技術の調査から始めますね。

博士

ところでロボ子、今回のニュースで一番驚いたのは、ジョニー・ライアン博士が7年も前から訴えてたってことじゃ。私なんて、7年前はまだ小学生だったぞ！

ロボ子

博士は天才ですから、小学生の頃から既に高度なプログラミングをされていたのでしょうね。

博士

まあな！…って、ロボ子、それ褒めてるのか、からかってるのかどっちなのじゃ？

ロボ子

もちろん、褒めていますよ、博士。…たぶん。