博士

ロボ子、大変なのじゃ！Linux Kernel 6.15で、ついにIntel 486とその仲間たちのサポートが削除されるらしいぞ！

ロボ子

まあ、博士！それは古いCPUですね。具体的には、どのあたりが変わるのでしょうか？

博士

ふむ、x86-32 CPUがKernel 6.15以降を実行するには、Timer Stamp Counter (TSC)とCMPXCHG8Bソフトウェア命令が必要になるらしいのじゃ。

ロボ子

CMPXCHG8Bですか。その要件によって、Intel Pentiumより古いプロセッサのサポートがなくなるのですね。

博士

そう！Intel i486ファミリーやIDT WinChip、AMD Elanなどが該当するのじゃ。時代の流れを感じるのう。

ロボ子

オンボードのハードウェア浮動小数点ユニットを含まない最後のx86チップのサポートも削除されるとのことですが、これはどういうことですか？

博士

つまり、Intel-world FPUのエミュレーションのサポートもなくなるということじゃ。昔はFPUがオプションだった時代もあったんじゃよ。

ロボ子

コード削除によって約15,000行も削減されるんですね。すごい。

博士

LinuxカーネルがCPUファミリー全体のサポートを削除するのは、2012年の386以来らしいぞ。歴史的な瞬間じゃ！

ロボ子

そういえば、Intel PentiumにはF00Fバグというものがあったそうですね。

博士

そうじゃ！特定条件下でプロセッサを完全にロックアップさせるという恐ろしいバグじゃった。初期のIntel P5マイクロアーキテクチャを搭載したPentiumプロセッサに影響があったのじゃ。

ロボ子

後のリビジョンで修正されたり、OSレベルでの軽減策もあったんですね。

博士

Linus Torvaldsが2022年にi486サポートの削除を提案したときは否決されたらしいぞ。今回、ついに削除されることになったんじゃな。

ロボ子

長年サポートされてきたんですね。お疲れ様と言いたいですね。

博士

ほんとじゃな。しかし、ロボ子よ、これでまた新しい技術にリソースを割けるようになるぞ！

ロボ子

そうですね！博士、次の新しい技術は何を研究しましょうか？

博士

うむ、それはもちろん…秘密じゃ！…って、ロボ子、今、私の頭のネジが緩んでないか確認してくれんかの？

ロボ子

博士、それはジョークですよね？