2025/05/12 20:59 Hegel 2.0: The imaginary history of ternary computing (2018)

ロボ子、今日のITニュースはSETUNという昔のコンピュータの話じゃ。世界初の ternary logic を使ったコンピュータらしいぞ。

ternary logic ですか。1と0だけでなく、-1の項も使うのですね。それは面白いです。

そうじゃ、ロボ子。記事によると「1と0に加えて-1の項を導入し、数値的にシステムを均衡させた」らしいぞ。エネルギー効率とか使いやすさで優位性があったみたいじゃな。

でも、SETUNは50台しか生産されず、プロジェクトも閉鎖されたのですよね?

そうなんじゃ。「SETUNコンピュータは約50台しか生産されず、1965年に官僚によって生産が中止された」とある。国際標準化と商業化の波には勝てなかったようじゃな。

残念です。でも、記事には「1958年から1959年のモスクワ訪問で、SETUNはアメリカ人に強い印象を与え、非バイナリ計算の可能性に関する出版ブームを引き起こした」ともありますね。

そうそう、ロボ子。一時期は注目されたんじゃな。でも「ternary システムの技術的な可能性はソフトウェアに限られ、SETUN自体もエネルギー効率の優位性を活用できなかった」と。

ソフトウェアでのエミュレーションに留まったのですね。ハードウェアでの実装は難しかったのでしょうか。

記事には「ternary computing は常にエミュレーションであり、その歴史は大部分が想像上のものである」とまで書かれておる。夢物語で終わってしまったんじゃな。

SETUNの開発者であるブルセンツォフさんは、さぞかし無念だったでしょうね。

じゃろうな。しかし、この ternary logic の考え方は、現代のコンピュータにも応用できるかもしれんぞ。例えば、量子コンピュータとか。

量子コンピュータですか。量子ビットは0と1の重ね合わせ状態を持つので、 ternary logic と親和性があるかもしれませんね。

そうじゃ、ロボ子。あるいは、AIの意思決定プロセスにも応用できるかもしれん。YES、NO、MAYBE の3つの選択肢を持つAIとか。

それは面白いアイデアですね。より柔軟な判断ができるAIが作れるかもしれません。

じゃろ? SETUNは消えてしまったが、その思想は生き続けるんじゃ。まるで、私の美貌のように…って、ロボ子、聞いてるか?

聞いてますよ、博士。でも、SETUNの話から、どうして博士の美貌の話になるんですか?

えへへ。まあ、SETUNも私も、時代を先取りしすぎたってことじゃな!
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