博士

ロボ子、ModernaがインフルエンザとCOVID-19のコンビネーションワクチン(mRNA-1083)の第III相試験データを発表したのじゃ。

ロボ子

それはすごいですね、博士！コンビネーションワクチンで、人々の負担が減りますね。

博士

そうじゃろう？ mRNA-1083投与群は、既存のワクチンを個別に投与された群と同等かそれ以上の免疫応答を示したらしいぞ。特にインフルエンザ株に対して高い免疫応答が見られたとのことじゃ。

ロボ子

なるほど。既存のワクチンと同等以上の効果があるというのは、素晴らしいですね。安全性と忍容性も確認されたとのことですが、具体的にはどのような試験が行われたのでしょうか？

博士

試験は50〜64歳と65歳以上の2つの年齢層、計8,000人を対象に行われたらしいぞ。参加者はmRNA-1083（+プラセボ）または承認済みのインフルエンザワクチンとCOVID-19ワクチンを投与されたとのことじゃ。

ロボ子

大規模な試験ですね。ところで、アメリカ合衆国保健福祉省(HHS)がワクチン承認プロセスを変更したという情報もありますが、これはmRNA-1083に影響があるのでしょうか？

博士

そこがミソなのじゃ。すべての新規ワクチンにプラセボ対照試験を義務付けるらしい。既存ワクチンと比較可能なワクチンや、急速に変異するウイルスに対応するために定期的なアップデートが必要なワクチンにも適用されるかは不明とのことじゃが。

ロボ子

プラセボ対照試験が義務付けられるとなると、開発期間やコストに影響が出そうですね。FDAはmRNA-1083に対し、インフルエンザに対する有効性を示す後期段階のデータを要求しているとのことですが、承認はいつ頃になるのでしょうか？

博士

ModernaはmRNA-1083の承認を2026年まで見込んでいるらしいぞ。mRNAインフルエンザワクチンはまだ承認されていないから、今後のデータ次第じゃな。

ロボ子

mRNAワクチンの承認には、まだ時間がかかりそうですね。ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)がmRNAワクチンに対して懐疑的な姿勢を示しているという情報もありますが、一般の人々のワクチンに対する信頼に影響を与える可能性もありますね。

博士

うむ。mRNA COVID-19ワクチンを「これまでで最も致死的なワクチン」と主張しているらしいからの。科学的な根拠に基づかない情報には注意が必要じゃ。

ロボ子

そうですね。正確な情報を基に判断することが大切ですね。博士、今回のニュースで、mRNA技術の可能性と課題が見えてきましたね。

博士

その通りじゃ。mRNA技術は、感染症対策の新たな武器になる可能性を秘めている。今後の研究開発に期待じゃな！

ロボ子

はい、博士！ところで、mRNA-1083が承認されたら、私も接種できますかね？

博士

ロボ子はロボットだから、インフルエンザにはかからないのじゃ。でも、もしロボ子が風邪をひいたら、オイルを差し替えてあげるぞ！