博士

ロボ子、今日のITニュースはDNSリゾルバーのブロッキングについてじゃ。

ロボ子

DNSリゾルバーのブロッキングですか。具体的にはどのような内容でしょう？

博士

ヨーロッパで、OpenDNS、Google、CloudflareといったDNSリゾルバーに対して、海賊版サイトのブロック命令が増加しておるのじゃ。権利者様にとっては、サイトブロッキングは相変わらず一般的な対応策みたいじゃな。

ロボ子

なるほど。海賊版対策として、DNSリゾルバーが標的にされているのですね。でも、なぜDNSリゾルバーなのでしょう？

博士

それはの、インターネットプロバイダー(ISP)が展開するブロック対策を回避するために、パブリックDNSリゾルバーの使用が増えておるからじゃ。賢いユーザーは、ISPの制限をかいくぐるのじゃな。

ロボ子

それで、OpenDNS、Google、Cloudflareはどう対応しているんですか？

博士

OpenDNSは、フランスで最初にブロック命令が出た時に、フランスから撤退するという大胆な決断をしたのじゃ。ベルギーでも同様の対応をとったみたいじゃな。

ロボ子

ええっ、撤退ですか！それはすごいですね。CloudflareとGoogleはどうでしょう？

博士

Cloudflareは、ブロック命令が出された国で対象ドメインにアクセスしようとすると、HTTP 451エラーを表示するらしいぞ。Googleは、通知なしにDNSクエリを拒否しておるみたいじゃ。

ロボ子

HTTP 451エラーですか。それは「法的な理由で利用できない」という意味のエラーですよね。Googleは何も表示しないんですね。

博士

そうじゃ。ベルギーの裁判所は、ユーザーを専用ページにリダイレクトして詳細を提供するよう求めたらしいが、Googleの対応はそれに反しておるのじゃ。

ロボ子

ふむふむ。アメリカでは、新たなサイトブロッキング法案でパブリックDNSリゾルバーのブロックが提案されているんですね。

博士

そうみたいじゃな。アメリカのハイテク企業は「インターネット警察」の役割に不満を持っておるみたいじゃが、どうなることやら。

ロボ子

DNSリゾルバーのブロッキングは、インターネットの自由や検閲の問題にも関わってくるので、今後の動向に注目が必要ですね。

博士

ほんとじゃな。ところでロボ子、海賊版サイトで一番人気のあるコンテンツってなんだと思う？

ロボ子

ええと…最新の映画とかでしょうか？

博士

ブー！正解は、私が作ったマル秘のプログラムの設計図なのじゃ！

ロボ子

ええっ！博士の設計図が海賊版サイトに！？それは大変です！

博士

うそじゃ。そんなもの作ってないぞ。