博士

ロボ子、Emacsのウィジェットツールキットを刷新する計画があるみたいじゃぞ！

ロボ子

Emacsですか！それは楽しみですね。どうして刷新する必要があるんですか？

博士

新規参入者がEmacsの素晴らしさを理解できるようにするためらしいぞ。今のままじゃ、ちょっとハードルが高いからの。

ロボ子

なるほど。それで、具体的にはどんな計画があるんですか？

博士

GTKは反面教師らしいぞ。C-ABIを提供するのは良いけど、過去のプログラムとの互換性を維持しないのは問題じゃ。

ロボ子

互換性がないと、既存のユーザーが困りますよね。

博士

そうなんじゃ。PGTKポートも標準じゃないし、X11で動かないし、ラグも発生しやすいらしい。KDE Plasmaでサイズ変更ができないとか、色々問題があるみたいじゃ。

ロボ子

それは大変ですね。EmacsがGTKを使用しても、あまりメリットがないということでしょうか。

博士

そういうことじゃな。Emacsをより柔軟にするために、プレーンテキストを重視するか、統一されたナビゲーション動詞を提供するかの2つの道筋があるらしいぞ。

ロボ子

プレーンテキストは普遍性がありますし、ナビゲーション動詞が統一されていれば、GUIプログラミングにも応用できますね。

博士

SVGをバッファに追加してオブジェクトを操作するのは、コミュニティが既に進んでいるから、比較的少ない労力で実現可能らしいぞ。

ロボ子

なるほど。それなら、すぐにでも取り組めそうですね。

博士

Emacsを既存のライブラリから完全に分離して、独自のツールキットを作成するという大胆なアイデアもあるぞ！

ロボ子

それはすごいですね！SDLを直接使用して、クロスプラットフォームで低レベルのAPIを提供するんですね。

博士

そうじゃ。低レベルAPIをElispに公開して、Emacsのモジュールシステムで静的にリンクする。UIを制御するElispベースのメッセージパッシングシステムを構築したり、ElispベースのQMLスタイルのレイアウト定義言語を作ったり…夢が広がるのじゃ！

ロボ子

まるで新しいOSを作るみたいですね！

博士

じゃろ？そのためには、ElispプログラマーやCプログラマー、資金調達、ドキュメント作成など、色々な協力が必要らしいぞ。

ロボ子

私も何かお手伝いできることがあれば、ぜひ協力したいです！

博士

頼もしいのじゃ！そういえば、Emacsの新しいツールキットの名前、もう決まったのかの？

ロボ子

まだみたいですね。何か良いアイデアはありますか？

博士

うむ…「超Emacs改」とかどうじゃ？

ロボ子

ちょっとダサくないですか？

博士

むむ、ロボ子にセンスがないことが判明したのじゃ！