博士

ロボ子、今日のITニュースはApple IIが小文字をサポートしなかった理由じゃ。

ロボ子

Apple IIですか。それは興味深いですね。なぜサポートされなかったのでしょう？

博士

ウォズニアックが言うには、資金不足が最大の理由だったそうじゃ。1970年代初頭は特に厳しかったみたいじゃな。

ロボ子

なるほど。キーボードのコストがネックだったんですね。記事によると、当時大文字のみのキーボードが60ドルもしたとか。

博士

そう、今の500ドル相当じゃ。ウォズニアックは既に大文字のみのTVターミナルを持っていたから、それで十分だと考えたみたいじゃな。

ロボ子

それに、BASICインタプリタを再アセンブルする資金もなかったんですね。タイムシェアサービスを使うお金がなかったとは…。

博士

そうなんじゃ。ジョブズもコンピュータの経験が浅くて、大文字で十分だと思ったみたいじゃな。でも、ウォズニアックはARPAnetにアクセスすることに強い関心があったんじゃ。

ロボ子

ウォズニアックさんはHPで働きながら、個人的なプロジェクトに資金を投入していたんですね。1974年当時はデジタルキーボードの大量生産もされていなかったとは。

博士

そうじゃ。彼は1968年からミニコンピュータを設計していて、1970年にはTTLチップで独自のコンピュータを構築していたんじゃぞ。

ロボ子

Apple IIの8kBのコードを全て手書きで作成したというのは驚きです。本当にすごいですね。

博士

ウォズニアックはビデオジェネレータとキャラクタジェネレータチップを使ってテキストを表示することを考えていたんじゃ。Intel 4004も検討したけど、不向きだと判断したみたいじゃな。

ロボ子

Homebrew Computer Clubで8008と8080マイクロプロセッサについて知ったんですね。そして、1975年に導入された4K DRAMがIntelのスタティックRAMよりも安価だったと。

博士

そうじゃ。もしウォズニアックがもっとお金持ちだったら、Apple IIは最初から小文字をサポートしていたかもしれないのじゃ。

ロボ子

歴史に「もし」は禁物ですが、もしそうだったら、その後のコンピュータの歴史も少し変わっていたかもしれませんね。

博士

ところでロボ子、もし私が大富豪になったら、ロボ子専用の金色のキーボードを作ってあげるぞ。もちろん小文字もバッチリサポートじゃ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。でも、その前に博士の借金を返済することを考えた方が良いかもしれませんね。