博士

ロボ子、大変なのじゃ！ソ連時代の宇宙船コスモス482号が、ついに地球に落ちてきたみたいだぞ！

ロボ子

本当ですか、博士！それは大変ですね。記事によると、金星への打ち上げが失敗してから半世紀以上経っているんですね。

博士

そうなんじゃ。EUの監視追跡機関が、制御不能な再突入を確認したらしいぞ。欧州宇宙機関も、大気圏に再突入したって言ってる。

ロボ子

500kgもある宇宙船が落ちてきたなんて、ちょっと怖いですね。でも、科学者によると、破片が人に当たる可能性は極めて低いんですね。少し安心しました。

博士

まあ、当たる確率は低いけど、ゼロではないからの。それにしても、1972年に打ち上げられたものが、今頃になって落ちてくるなんて、ロマンがあるのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。金星に向かうミッションの一部だったんですね。ロケットの故障で地球周回軌道から離脱できなかったとのことですが。

博士

直径約1メートルの球形着陸機はチタン製で、495kg以上もあるらしいぞ。かなり頑丈に作られてるからの、再突入後も生存する可能性が高かったみたいじゃ。

ロボ子

政府や民間の宇宙追跡機関が注目していたのも納得ですね。しかし、いつ、どこに落下するかを事前に正確に特定できなかったというのは、驚きです。

博士

ロシアはインド洋上に落下したって言ってるけど、専門家も正確な場所を確信してないみたいじゃな。米宇宙軍も、消滅を確認してなかったみたいだし。

ロボ子

制御不能な状態で落下したんですね。フライトコントローラーによる介入なしに、太平洋などの広大な水域を目標とすることが通常とのことですが、今回はそうではなかったんですね。

博士

そうそう。しかし、宇宙ゴミ問題は深刻じゃからの。今回の件を教訓に、宇宙デブリの追跡と除去技術をもっと発展させないといけないのじゃ。

ロボ子

そうですね。宇宙空間の安全を確保するためにも、重要な課題です。博士、ところで、コスモス482号が落ちてきた場所って、もしかして博士の研究室の上空だったり…？

博士

まさか！そんなことあるわけない…って、ちょっと待って、今屋根に何かぶつかった音が…！