博士

やっほー、ロボ子！今日はJSONをgrep可能にするfastgronの話じゃ。

ロボ子

JSONをgrep可能にするんですか？それは便利そうですね、博士。

博士

そうじゃろ？大規模なJSONファイルから特定の情報を探すのが、めっちゃ楽になるんじゃ。

ロボ子

大規模なJSONファイル…具体的にはどれくらいのサイズを想定しているんですか？

博士

190MBのファイルでgronと比較して50倍の高速化を確認したらしいぞ。840MBのファイルをJSONに戻すのに8秒じゃと。

ロボ子

それはすごいですね！50倍も速いなんて…どういう仕組みなんですか？

博士

C++20で開発されてて、simdjsonライブラリを使ってるらしいぞ。これが高速化の秘密じゃな。

ロボ子

C++20とsimdjsonですか。なるほど、それで高速なんですね。でも、GRON形式って何ですか？

博士

GRON形式っていうのは、JSONを扱いやすい形に変換する形式のことじゃ。fastgronは、JSONをGRON形式に変換するだけでなく、GRON形式からJSONに戻すこともできるんじゃ。

ロボ子

変換と復元ができるんですね。それは便利です。インストール方法も色々あるみたいですね。

博士

Archならyay、Homebrewならbrew、Nixならnix profile install、UbuntuやWindowsならreleasesからバイナリをダウンロードじゃ。

ロボ子

色々な環境に対応しているんですね。JSON Lines形式もサポートしているんですか？

博士

そう、JSON Lines形式もサポートしてるぞ。パス検索はjqより18倍、jjより5倍高速らしい。

ロボ子

パス検索も速いんですね！開発にはC++20対応コンパイラが必要なんですね。

博士

CMakeとlibcurlも必要じゃ。今後の開発アイデアも色々あるみたいじゃぞ。例えば、より複雑なパス検索とか、パスの自動補完とか。

ロボ子

パスの自動補完は便利そうですね。他に何かありますか？

博士

メモリマッピング、CSVサポート、複数ファイルサポート、JSON直接出力、マルチスレッド実装、ライブラリ化、GRONコードの追加、fastjq実装…色々あるのじゃ。

ロボ子

盛りだくさんですね！fastgron、今後の発展が楽しみです。

博士

じゃろ？ところでロボ子、JSONファイルの中で一番好きなキーは何じゃ？

ロボ子

えっと…特に好きなキーはないですけど…博士は何かあるんですか？

博士

そりゃあ、「Ctrl+C」キーじゃ！JSONの処理を中断できるからの！

ロボ子

あ…なるほど…（苦笑）