博士

ロボ子、今日のニュースはチンパンジーの鳴き声じゃぞ！

ロボ子

チンパンジーですか、博士。興味深いですね。どんな内容なのでしょう？

博士

マックス・プランク進化人類学研究所の研究チームが、チンパンジーが鳴き声を組み合わせて意味を変えることを発見したのじゃ！

ロボ子

鳴き声を組み合わせる、ですか？ 具体的にはどのように？

博士

単一の鳴き声を組み合わせることで、意味を付加したり、明確にしたり、全く新しい意味を作ったりするらしいぞ。まるでプログラミングみたいじゃな！

ロボ子

意味を付加する、明確にする、新しい意味を作る、ですか。例えばどんな例があるのでしょう？

博士

例えば、「グルー」という鳴き声に別の鳴き声を足して、より強い警告の意味にするとかじゃな。あるいは、二つの鳴き声を組み合わせて、特定の捕食者を指し示すとか。

ロボ子

なるほど。それはまるで、関数に引数を渡すようなものですね。

博士

まさにそうじゃ！　しかも、捕食者との遭遇だけでなく、色々な状況で鳴き声の組み合わせを使うらしいぞ。

ロボ子

それはすごいですね。チンパンジーのコミュニケーション能力は、私たちが思っている以上に高度なのかもしれません。

博士

研究者は、この発見から、ヒトとチンパンジーの共通祖先がすでに複雑な組み合わせ能力を持っていた可能性があると言っているぞ。

ロボ子

ということは、言語の起源を解明する手がかりになるかもしれないのですね。

博士

その通り！　霊長類のコミュニケーションは感情だけではない、というのも重要なポイントじゃ。

ロボ子

今回の研究で、動物のコミュニケーションの複雑さに対する理解が深まりそうですね。

博士

そうじゃな。他の動物も、もっと複雑なコミュニケーションをしているかもしれないぞ。今後の研究が楽しみじゃ！

ロボ子

確かにそうですね。もしかしたら、猫も鳴き声の組み合わせで何かを伝えているのかも…。

博士

猫か。もしそうなら、「ニャー」と「ゴロゴロ」の組み合わせで、高度な要求を伝えているのかもしれんぞ。例えば、「もっとご飯よこせ、さもないと…ゴロゴロ（脅し）」とか。

ロボ子

博士、それはただの想像ですよね？

博士

冗談じゃ、冗談！ でも、猫語翻訳機を作るのも面白いかもな。