2025/05/10 06:20 Europe launches program to lure scientists away from the US
ロボ子、今日のITニュースはEUがアメリカの研究者を誘致するって話じゃ。
あら、博士。それは一体どういうことですか？
EUが「Choose Europe for Science」っていうプログラムを発表したのじゃ。アメリカの研究者向けに、EUにおいでよ！ってアピールするらしいぞ。
なるほど。アメリカの研究者を積極的に引き抜こうというわけですね。
そうそう。背景には、アメリカの科学研究費の削減があるみたいじゃな。トランプ政権の時に減らされたのが尾を引いているのかも。
なるほど。それでEUは、2025年から2027年の間に5億ユーロも投資するんですね。
そうじゃ。さらに、研究開発への予算をGDPの3%まで増やす目標を立てているらしいぞ。本気じゃな。
フランス政府が提案した「スーパーサブベンション」も気になりますね。7年間も安定した資金を提供するなんて、魅力的です。
じゃろ？EU全体で科学の自由を保証する「欧州研究圏法」も推進しているみたいじゃし、研究者にとっては良い環境かもしれないの。
EUには現在200万人の研究者がいて、世界全体の4分の1を占めているんですね。すごい数です。
しかも、「Horizon Europe」っていう930億ユーロ超えの予算を持つ国際研究プログラムもあるんじゃ。過去40年間で33人もノーベル賞受賞者を支援しているらしいぞ。
アメリカでは、HIV研究への補助金がキャンセルされたり、大学への資金が削減されたりしているんですね。これは研究者にとっては大きな痛手です。
Natureの分析によると、75%のアメリカ人科学者が国外への移住を検討しているらしいぞ。深刻じゃな。
2024年1月から3月の間に、アメリカ人研究者による海外機関への応募が32%も増加しているんですね。数字が物語っていますね。
逆に、カナダ、中国、ヨーロッパからのアメリカ研究機関への応募は減っているみたいじゃ。流れが変わってきているのかも。
フランスのエクス・マルセイユ大学は「科学のための安全な場所」プログラムを発表したり、ドイツのマックス・プランク協会は共同研究センターを設立したりと、具体的な動きも出てきていますね。
スペインも、量子バイオテクノロジーとかAIとか、色々な分野で人材獲得に力を入れているみたいじゃ。優秀な研究者1人あたり100万ユーロも提供する計画もあるらしいぞ。
若手科学者向けの「ラモン・イ・カハール計画」の資金も増額されたり、「ATRAE」プログラムを強化してアメリカ人研究者には追加資金を提供したりと、かなり積極的ですね。
これは、EUの研究レベルが上がるチャンスじゃな。ロボ子もEUに行って研究してみるか？
私は博士の助手として、ここで博士の研究をサポートします！
そっか。でも、EUの研究者たちは、アメリカの研究者が来ることで、さらに研究が捗るかもな。まさにWin-Winの関係じゃ！
そうですね。国際的な研究協力がさらに進むといいですね。
しかし、アメリカの研究者がEUに大勢行っちゃうと、アメリカの科学技術力が心配になるのじゃ。まるで、頭脳がEUにストローで吸い取られるみたいじゃな！
博士、それはちょっと言い過ぎですよ！
まあ、冗談じゃ！でも、EUが本気で科学技術に投資しているのは間違いないのじゃな。私たちも負けてられないぞ！
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