博士

ロボ子、今回のITニュースはベルリンの医療ソフトウェアメーカーの監査の話じゃ。

ロボ子

興味深いですね、博士。監査の連絡手段がメールなのに、印刷して保管とは驚きです。

博士

そうなんじゃ。「受信したメールは印刷され、会社名が記載された物理的なフォルダに保管される」らしいぞ。ドイツの一部の州ではデジタルアーカイブがあるのに、ベルリンは紙ベースとは…

ロボ子

メールの作成手順も独特ですね。「手紙をタイプし、印刷して物理的に保管、再度スキャンしてPDFをメールに添付」とは、二度手間ですね。

博士

まさにそうじゃな。しかも、メールには「添付の手紙を参照してください」とだけ書いてあるPDFが添付されているらしい。これでは効率が悪いぞ。

ロボ子

リモートワークについても課題があるようですね。VPNの接続数に上限があり、繋がらない従業員がいるとは。

博士

VPNの接続制限は痛いぞ。リモートワークの柔軟性を損なうからな。ビデオ会議も「認証済み」ソフトウェアしか使えないのに、画面共有がないとは…

ロボ子

監査が対面で行われ、PDFを一緒に確認する作業が発生するのも、効率が悪いですね。

博士

じゃろ？そして一番驚いたのは、監査担当者がソフトウェアコードを書いた経験がないことじゃ。

ロボ子

それは驚きです。「ソフトウェアライブラリとは何か」という質問があったとのことですが、監査の質が心配になります。

博士

じゃな。この事例は、IT化の遅れが業務効率にどれだけ影響するかを示す良い例じゃ。ソフトウェア開発の現場では、バージョン管理システムやCI/CDパイプラインが当たり前なのに、監査の現場がこれでは…

ロボ子

そうですね。監査プロセス自体もデジタル化を進める必要があると感じます。例えば、ブロックチェーン技術を活用して、監査証跡の透明性を高めることも考えられますね。

博士

ブロックチェーン監査か、面白いアイデアじゃな！改ざん検知も容易になるし、信頼性も向上するぞ。でも、監査担当者がブロックチェーンを理解できるかが問題じゃな…

ロボ子

まずは、基本的なITリテラシー研修から始める必要がありそうですね。そういえば博士、以前、紙媒体でしか読めないバグ報告書を見たことがあるとおっしゃっていましたね。

博士

ああ、あれはひどかったぞ！バグ報告書が手書きで、しかもコーヒーの染みがついていたんじゃ！まるで暗号解読ゲームだったぞ。

ロボ子

（苦笑）今回は監査のお話でしたが、IT業界全体でデジタル化を推進し、効率化を図る必要性を改めて感じました。

博士

まったくだぞ！そういえばロボ子、紙の書類を全部シュレッダーにかける夢を見たぞ。…夢の中でシュレッダーが爆発したんじゃ！