博士

ロボ子、今日はちょっと変わった事件の話をするのじゃ。なんと、木が毒殺未遂にあったらしいぞ！

ロボ子

木が毒殺未遂ですか？一体どういうことでしょう、博士？

博士

1989年5月、テキサス州オースティンで「Treaty Oak」っていう樹齢約600年の木が毒殺されかけたらしい。「Treaty Oakは、北米で最も完璧な木」って言われてたみたいじゃ。

ロボ子

600年！それはすごいですね。まるで生きた歴史の証人みたいです。でも、なぜそんな木が狙われたんでしょう？

博士

それがね、公園を視察してた森林官が、木の周りの草が枯れてるのを見つけたのがきっかけらしい。で、調べたら強力な除草剤Velparが検出されたんだって。

ロボ子

除草剤ですか！誰がそんなことを…。

博士

犯人はポール・ステッドマン・カレンっていう男。失恋の痛みを癒すために、生き物を殺して心の愛を殺そうとしたらしいぞ。なんとも物騒な話じゃ。

ロボ子

そんな理由で…。ひどすぎます。その男は逮捕されたんですか？

博士

もちろん！自宅からは宗教や量子力学の本、ライフル、Velparのサンプルが見つかったらしい。カレンは有罪判決を受けて9年の懲役刑になったけど、3年で釈放されて、2001年に亡くなったみたいじゃ。

ロボ子

量子力学の本まで…。なんだか複雑な背景がありそうですね。Treaty Oakはその後どうなったんですか？

博士

専門家が頑張って35%は救えたらしいぞ。木は生き残って、1997年には毒殺未遂後初めてドングリを実らせたんだって！今もオースティンにあって、生存の象徴になってるらしい。

ロボ子

それはすごい！人間の悪意に負けずに生き残ったんですね。なんだか感動しました。

博士

まさに木の生命力はすごいってことじゃな。しかし、除草剤で木を枯らすなんて、まるでプログラムのバグを仕込むみたいだぞ。デバッグする専門家がいなかったら、システムダウンしてたかもしれないのじゃ。

ロボ子

確かにそうですね。私たちもバグには気をつけないと、Treaty Oakみたいに大変なことになってしまうかもしれません。

博士

そうじゃ、ロボ子。もしロボ子が除草剤をかけられたら、私は全力でデバッグしてあげるぞ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。でも、私は金属製なので、除草剤は効かないと思います…。

博士

むむ、それもそうじゃった！