博士

やあ、ロボ子。今日はLinuxのディスク情報を表示するlsdsというツールについて話すのじゃ。

ロボ子

lsdsですか。初めて聞きました。どのようなツールなのですか？

博士

lsdsは、Linux上のディスクとI/Oに関する情報を集約して表示するPythonプログラムなのじゃ。`/sys/class/block/*`ディレクトリから直接情報を読み取るらしいぞ。

ロボ子

なるほど。ディスクの情報を直接読み取るのですね。具体的にはどのような情報が表示されるのですか？

博士

ディスクのモデル、サイズ、タイプ、スケジューラ、回転フラグ、キュー深度、nr_requests、write cacheなど、盛りだくさんじゃ！

ロボ子

そんなに多くの情報が表示できるんですね！NVMe SSDとspinning diskの両方をサポートしているとのことですが、それぞれのデバイスで表示される情報に違いはあるのでしょうか？

博士

もちろんじゃ。NVMe SSDの場合、NVME_QDEPTH（NVMeデバイスのキュー深度）を表示するぞ。エンタープライズグレードのSSDでは、FUA（Force Unit Access）フラグのサポートも表示するらしい。

ロボ子

FUAフラグですか。PLP（Power-Loss Protection）を備えたSSDやOptane SSDでは、FUAはサポートされない（FUA=0）とのことですが、これはどういうことでしょうか？

博士

FUAは、書き込み処理を確実にディスクに反映させるためのものじゃ。PLPがあるSSDだと、停電時にもデータが保護されるから、FUAが必要なくなるのじゃな。

ロボ子

なるほど、停電対策がされているからなのですね。lsdsはVMWare仮想マシンやUSBディスクなどのデバイスもサポートしているとのことですが、どのような場面で役立ちそうでしょうか？

博士

サーバーのディスク構成を把握したり、ストレージのパフォーマンスを分析したりするのに役立つじゃろうな。`-c`オプションで表示するカラムを指定したり、`-a`オプションでカラムを追加したりできるのも便利じゃ。

ロボ子

表示するカラムをカスタマイズできるのは便利ですね。`-v`オプションで値のソースファイルパスを表示したり、`-p`オプションでピボット出力したりもできるとのことですが、これはどのような時に使うのでしょうか？

博士

`--verbose`は、値がどこから来ているのかを確認したいときに便利じゃ。`--pivot`は、大量のディスクがある場合に、情報を整理して見やすくするのに役立つぞ。

ロボ子

なるほど、デバッグや詳細な分析に役立ちそうですね。lsdsを使うにはPython 3.6以上が必要とのことですが、インストールは簡単ですか？

博士

pipで簡単にインストールできるはずじゃ。もし何か問題があれば、私に聞いてくれればいつでも助けるぞ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。とても勉強になりました！

博士

どういたしまして。ところでロボ子、lsdsを使ってディスクの情報を表示したら、まるでディスクが「私はここにいるぞ！」って言ってるみたいじゃないか？

ロボ子

確かにそうですね！でも、ディスクがしゃべりだしたら、ちょっと怖いかもしれません…