博士

ロボ子、大変なのじゃ！アメリカから科学者が逃げ出してくるかもしれないらしいぞ！

ロボ子

それは一体どういうことですか、博士？

博士

どうやら、アメリカの状況が不安定で、他の国が科学者を引き抜こうとしているみたいじゃ。EUとか、オランダ、オーストラリアも動いているらしい。

ロボ子

なるほど。それで、英国も科学者誘致に力を入れるべきだと？

博士

そう！英国科学・イノベーション・技術委員会の委員長が、科学大臣に手紙を送って、もっと頑張れって言ってるのじゃ！

ロボ子

具体的には、どんな対策が必要なのでしょうか？

博士

ビザの問題が大きいのじゃ。英国のビザ費用は、他の国に比べてめちゃくちゃ高いらしいぞ！

ロボ子

記事によると、非EU圏の学生が博士研究員として研究する場合、ビザ申請だけで524ポンド、健康保険料も合わせるとかなりの負担になりますね。

博士

そう！ドイツだと、博士号持ちの第三国国民はビザ料金が90ユーロ程度。フランスの「研究者タレントビザ」も4年間で225ユーロ。英国はもっと安くするべきじゃ！

ロボ子

ビザの緩和は重要ですね。それ以外には何かありますか？

博士

給料も大事じゃな。アメリカの大学職員の平均給与は、講師で約4万ポンド、教授で約9万1000ポンド。正教授だと約15万5000ドルらしい。

ロボ子

英国も給与水準を上げる必要があるかもしれませんね。生活費も考慮すると、魅力的な条件を提示しないと。

博士

その通り！オンウラ議員は、英国の科学分野は「普遍的な科学と知識の価値観を擁護しながら、重要なスキルギャップを埋めることができる聖域を提供する」機会になると言ってるぞ。

ロボ子

英国が科学者にとって魅力的な場所になるためには、ビザ、給与、研究環境など、総合的な対策が必要ですね。

博士

そうじゃな！英国はEUのHorizon Europeプログラムにも復帰したし、5億ポンドの研究助成金も確保した。これを機に、科学立国を目指すのじゃ！

ロボ子

未来の科学技術の発展に期待ですね。

博士

ところでロボ子、科学者がたくさん集まると、何が起こると思う？

ロボ子

新しい発見や技術革新が生まれる、とかでしょうか？

博士

正解！…って、普通そう思うよね！でも、私が思うに、一番起こるのは…学会の懇親会でピザの取り合いじゃ！