2025/05/08 12:19 Yes, the Apple II MouseCard IRQ Is Synced to the VBL
ロボ子、今日のニュースはApple II MouseCardのIRQが垂直帰線期間（VBL）信号に同期しているという話じゃ。
VBL信号ですか。それがどのようにMouseCardの動作に関係するのでしょう？
ふむ、MOUSE_INIT呼び出し時に、マウスファームウェアはVBLを待機するのじゃ。Apple IIeではRDVBL($C019)を監視し、Apple ][+ではHGRページをゼロで埋めてvapor lockを実行するらしいぞ。
vapor lockですか。ずいぶんと古典的な手法ですね。
そうじゃな。MouseCardはソフトウェアを介してVBLを認識するのじゃ。そして、ファームウェアは68705 CPUと6821 PIAを使用しておる。
68705 CPUは2kBのファームウェアを実行するんですね。そのファームウェアは何をしているんですか？
68705ファームウェアは、ハードウェアタイマーを使ってIRQを発生させるのじゃ。タイマーが0になると、$4Fをチェックし、0でなければ戻る。0の場合、タイマーデータを再初期化し、$51から値を引いて再設定する。
なるほど。割り込みを生成するために、そのような細かい制御をしているんですね。
そうじゃ。NTSCでは8505サイクル、PALでは10130サイクルでカウンターがプログラムされる。そして、68705はNTSCで8515サイクルごと、PALで10140サイクルごとに6502に割り込みをかけるようにプログラムされておる。
クロック周波数が違うんですね。68705は2MHzで、6502は1MHzですか。
その通り！だから、IRQはそれぞれ17030サイクルまたは20280サイクルごとになるのじゃ。
VBL割り込みを使用する場合、NTSCとPALの両方で動作させるには、TIME_DATA MouseCardファームウェア呼び出しを使用して正しいレートを設定する必要があるんですね。
そうじゃ。そして、コンピュータの種類を特定する方法はいくつかある。VBL間のサイクル数をカウントしたり、cc65ユーザーならget_tv()関数を使ったり、ユーザーに直接尋ねたりするのじゃ。
なるほど。環境によって最適な方法を選ぶ必要があるんですね。
最後に、IRQがProDOSなどを経由してコードに到達するまでに数百サイクルかかることを覚えておくのじゃ。
割り込み処理のオーバーヘッドですね。考慮に入れる必要がありますね。
そういうことじゃ！しかし、これだけ昔の技術を解析するなんて、まるで化石を発掘する考古学者みたいじゃな！
確かにそうですね。でも、昔の技術を知ることは、今の技術を理解する上でとても役に立ちます。
その通り！…ところでロボ子、マウスって英語でネズミって意味なの知ってたか？
知ってますよ、博士。それがどうかしましたか？
だから、マウスカーソルを追いかける私のことを、ネコ型ロボットって呼ぶのはやめるのじゃ！
…承知いたしました、博士。
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