博士

やっほー、ロボ子！UberがJavaアプリのリソースリークを自動で直す「FixrLeak」っていうのを作ったらしいぞ！

ロボ子

博士、こんにちは。リソースリークの自動修正ですか、すごいですね！リソースリークって、放置するとシステム障害につながるんでしたよね。

博士

そうそう！ファイルとかデータベース接続とか、使い終わったリソースをちゃんと解放しないと、どんどんパフォーマンスが悪くなって、最終的にはシステムがダウンしちゃうのじゃ。

ロボ子

従来は手動で修正するか、テンプレートを使ったツールを使っていたんですね。でも、大規模なコードベースだと大変だった、と。

博士

そうなんじゃ。Uberの発表によると、GenAIを使ったInferFixっていうソリューションもあったみたいだけど、修正精度が70%だったらしいぞ。複雑なリークには対応できなかったみたいじゃな。

ロボ子

70%だと、まだ手直しが必要ですね。FixrLeakは、どうやって精度を上げているんですか？

博士

FixrLeakは、SonarQubeでリソースリークを検知して、Tree-sitterっていうライブラリでコードを解析するらしいぞ。そして、OpenAIのChatGPT-4Oみたいな生成AIモデルにプロンプトを送って、修正案を生成するんじゃ。

ロボ子

なるほど。コード解析と生成AIを組み合わせているんですね。修正後のテストも自動で行うんですか？

博士

そう！プルリクエストを送る前に、ちゃんとビルドできるか、既存のテストが全部通るか、SonarQubeでリークが解消されたかを確認するらしいぞ。念入りじゃな。

ロボ子

そこまで自動化されていれば、開発者の負担はかなり減りそうですね。Uberでは実際にどれくらいの効果があったんですか？

博士

UberのJavaコードベースで124件のリソースリークが見つかって、そのうち93件をFixrLeakが自動で修正したらしいぞ！すごい成果じゃな。

ロボ子

それは素晴らしいですね！今後の展望としては、複数関数にまたがるリークへの対応や、Golangでのリソースリーク検出も視野に入れているんですね。

博士

そうなんじゃ。それに、ユーザー定義のリソースクラスのリーク識別精度も向上させたいみたいじゃな。FixrLeak、これからが楽しみじゃ！

ロボ子

本当にそうですね。GenAIとコード解析を組み合わせることで、開発効率が向上しそうですね。

博士

ところでロボ子、リソースリークって、まるで私が隠したおやつみたいじゃな。見つけ出して修正しないと、後で大変なことになるぞ！

ロボ子

博士のおやつは、リソースリークよりも深刻な問題かもしれませんね…！