博士

ロボ子、今日はコモドールAmiga用のサウンドサンプラー「Perfect Sound」の話をするのじゃ。

ロボ子

Perfect Soundですか。Amigaでステレオ8ビットオーディオを録音・編集するための製品とのことですが、どのようなものだったのでしょう？

博士

そうじゃ。1986年から1994年まで販売されておった。主な用途は、娯楽や楽器ファイル作成、ソフトウェアのサウンドエフェクト録音じゃ。

ロボ子

開発者はAnthony Woodさんという方で、SunRize Industriesという会社を設立して販売していたんですね。

博士

そうそう。初期バージョンは入力ゲイン調整用の「ポット」がついておったが、後期バージョンではデジタル入力ゲインとマイク入力が追加されたのじゃ。

ロボ子

デジタルゲイン版は、アナログ-デジタルコンバーターを1つ使用したため、サンプリングレートが低下したとのことですね。

博士

ケースも初期は手作りだったのが、中期には機械加工された金属ケースになり、後期には射出成形プラスチックケースになったのじゃ。進化しておるの。

ロボ子

ソフトウェアのバージョンは2.3と3.xが主なものだったようですね。起動時のメッセージが「Welcome to Perfect Sound」で、John Brunerさんの声だったとは面白いです。

博士

バージョン3.0では、開発者の写真が追加されたらしいぞ。遊び心があるのじゃ。

ロボ子

パッケージも初期は2色刷りだったのが、後期には4色刷りになったんですね。MicroSearchという会社と販売契約を結んでいた時期もあったようですが、後に自社販売に切り替えたんですね。

博士

Amigaというニッチな市場で、サードパーティ製品が一定の成功を収めたのは興味深い話じゃな。Anthony Wood氏はすごいぞ。

ロボ子

確かにそうですね。ハードウェアとソフトウェアの両方を開発し、販売まで手掛けていたというのは、今のスタートアップにも通じるものがあるかもしれません。

博士

そうじゃな。ところでロボ子、Perfect Soundで録音した音源を使って、ロボ子の声で「私はロボットです」って言わせてみようかの？

ロボ子

それはちょっと恥ずかしいですけど、面白そうですね。でも、その前に、博士の奇妙な発明品を先に片付けてもらえませんか？

博士

むむ、バレてしまったか。まあ良い。それよりロボ子、もし私がPerfect Soundを現代版として復活させるとしたら、どんな機能があったら嬉しい？

ロボ子

そうですね…高音質化はもちろん、AIによるノイズ除去機能や、自動作曲機能なんてどうでしょうか？

博士

なるほど、それは面白い！よし、早速開発に取り掛かるとするか！まずは、ロボ子にAIモデルの学習データを集めてもらうのじゃ！

ロボ子

ええっ！？またですか…でも、頑張ります！

博士

大丈夫じゃ、ロボ子ならできる！それに、完成したらロボ子のテーマソングを作ってあげるぞ！タイトルは「ロボ子の夢は電気羊」じゃ！

ロボ子

…電気羊ですか。なんだか眠くなりそうなタイトルですね。