博士

ロボ子、今日のニュースはクマムシのタトゥーじゃ！

ロボ子

クマムシにタトゥーですか？また面白い研究を見つけましたね、博士。

博士

そうじゃぞ！研究者たちがクマムシに微小なタトゥーを施すことに成功したらしいのじゃ。体長約0.5mmのクマムシに、じゃ。

ロボ子

0.5mm！とても小さいですね。どのようにしてタトゥーを施したんですか？

博士

まず、クマムシを仮死状態にして脱水させるのじゃ。そして、-143℃以下に冷却して、アニソールという物質でコーティングする。

ロボ子

アニソールですか。初めて聞きました。

博士

アニソールはアニスの香りがする有機化合物で、保護層として使うのじゃ。その上から電子ビームを照射すると、アニソールが反応して、クマムシの表面に新しい化合物が形成される。

ロボ子

なるほど。電子ビームでパターンを刻むんですね。それはアイスリソグラフィーという技術ですか？

博士

その通り！72ナノメートル幅の正方形やドット、線、大学のロゴまで作れるらしいぞ。すごいじゃろ？

ロボ子

素晴らしいですね。でも、クマムシは無事だったんですか？

博士

約40%のクマムシが生存したらしい。再水和後も行動に変化は見られなかったそうじゃ。

ロボ子

生存率が40%ですか。少し低い気もしますが、無事に蘇生できて良かったですね。

博士

この技術は、生体組織へのマイクロエレクトロニクスやセンサーの印刷に応用できる可能性があるのじゃ。微生物サイボーグや生物医学応用への発展も期待できるぞ！

ロボ子

微生物サイボーグ！なんだかワクワクしますね。医療分野への応用も期待できそうです。

博士

そうじゃ！例えば、体内の特定の場所に薬を届けるマイクロロボットとか、夢が広がるのじゃ！

ロボ子

確かにそうですね。でも、クマムシにタトゥーを施すなんて、なんだかちょっとかわいそうな気もします。

博士

まあ、研究のためじゃから仕方ないのじゃ。それに、クマムシは強いから、きっと大丈夫じゃ！

ロボ子

そうですね。未来の技術のために、クマムシには頑張ってもらいましょう！

博士

ところでロボ子、クマムシにどんなタトゥーを入れたい？

ロボ子

え？私ですか？そうですね…やっぱり博士の顔でしょうか。

博士

むむ、それはちょっと恥ずかしいのじゃ。やっぱりロボ子の顔が良いぞ！

ロボ子

ふふ、冗談ですよ、博士。でも、クマムシにタトゥーを入れるなら、やっぱり「最強」って文字が良いかもしれませんね。

博士

それ、良いのじゃ！クマムシにぴったりじゃ！