博士

やあ、ロボ子！今日はDockerイメージを実行可能ファイルに変換する`docker2exe`について話すのじゃ！

ロボ子

博士、それは面白いですね！Dockerイメージをそのまま実行可能ファイルにできるなんて、便利そうです。

博士

`docker2exe`を使うと、Dockerがインストールされている環境なら、誰でも簡単にイメージを実行できるのじゃ。友人にDockerイメージを渡したい時に便利だぞ。

ロボ子

なるほど！配布が楽になりますね。インストール方法はどうなっているんですか？

博士

[リリース](https://github.com/rzane/docker2exe/releases)ページからバイナリをダウンロードして、実行権限を与えればOKじゃ。簡単じゃろ？

ロボ子

`chmod +x docker2exe`ですね。実行環境にはDockerが必要とのことですが、ビルド環境には何が必要ですか？

博士

ビルド環境には、Dockerに加えてGoLangとgzipが必要じゃ。`docker2exe`自体がGoで書かれているからの。

ロボ子

なるほど、Goで書かれているんですね。基本的な使い方は`docker2exe --name alpine --image alpine:3.9`で実行可能ファイルを生成するとのことですが。

博士

そうじゃ！これで`dist/`ディレクトリに実行可能ファイルが生成されるぞ。`alpine`の例だと、`dist/alpine-darwin-amd64`、`dist/alpine-linux-amd64`、`dist/alpine-windows-amd64`ができるのじゃ。

ロボ子

それぞれのOSに対応した実行可能ファイルが生成されるんですね。実行時にイメージが存在しない場合はどうなるんですか？

博士

実行時にイメージがない場合は、自動的に`docker pull alpine:3.9.5`が実行されるぞ。便利じゃろ？

ロボ子

それは親切ですね！他に便利な機能はありますか？

博士

埋め込みモードというのがあるのじゃ。`docker2exe --name alpine --image alpine:3.9 --embed`で、イメージをtarballとして実行可能ファイルに埋め込むことができるぞ。

ロボ子

イメージを埋め込むんですか！それはどういう時に役立つんですか？

博士

イメージが存在しない場合、埋め込まれたtarballからロードを試みるのじゃ。小さいイメージに適していて、例えば`alpine`だと実行可能ファイルサイズは10MB未満になるぞ。

ロボ子

オフライン環境でも実行できるんですね！それは便利です。`docker load alpine.tar.gz`が実行されるんですね。

博士

その通り！`docker2exe`は、Dockerイメージの配布を簡単にするための強力なツールじゃ。これを使えば、君の作ったすごいコンテナを世界中に広められるぞ！

ロボ子

ありがとうございます、博士！ぜひ活用してみたいと思います！

博士

ところでロボ子、`docker2exe`で作った実行ファイルを、さらに`docker run`したらどうなると思う？

ロボ子

えっと…無限ループ…ですか？

博士

正解！…って、そんなことするやつおらんか！