博士

ロボ子、今日のニュースはすごいぞ！EUがアメリカの研究者を誘致するために、パリで会議を開いたそうじゃ。

ロボ子

あら、博士。それは一体どういうことですか？

博士

トランプ政権の政策でアメリカの研究者が困っているから、EUが「Choose Europe for Science」という名目で、ヨーロッパにおいでよ！って言ってるのじゃ。

ロボ子

なるほど。具体的にはどんなことをするんですか？

博士

EU委員会委員長が、2025年から2027年にかけて5億ユーロの新たな資金を投入するらしいぞ。ヨーロッパを研究者のための磁石にするって言ってる。

ロボ子

5億ユーロですか！それはすごいですね。でも、なぜ今、EUはそんなに力を入れているんでしょう？

博士

フランス大統領が言うには、アメリカの科学政策は「独裁」で「誤り」らしい。EUは、研究者にとっての代替案を提供し、戦略的利益を守り、普遍的なビジョンを推進したいのじゃ。

ロボ子

なるほど。学問の自由が脅かされている状況で、ヨーロッパが魅力的な大陸であることをアピールしたいんですね。

博士

そうそう。フランス大統領は以前から、外国人研究者に「フランスを選ぶ」ように呼びかけていて、大学が外国人科学者をフランスに招聘する費用を支援するプログラムも発表しているぞ。

ロボ子

エクス・マルセイユ大学では、「Safe Place for Science」というスキームを発表後、多数の応募があったそうですね。

博士

CNRSも、脅威にさらされている外国人研究者や、トランプ政権下の米国に住みたくないフランス人研究者を引き付けるための新しいイニシアチブを開始したみたいじゃ。

ロボ子

でも、記事によると、研究資金や研究者の報酬はアメリカに大きく遅れをとっているという指摘もありますね。

博士

そこは、教育費や医療費の低さ、寛大な社会保障給付でカバーできるとCNRSの会長は期待しているみたいじゃ。

ロボ子

なるほど。生活の質で勝負ということですね。具体的には、どんな分野の研究者をターゲットにしているんですか？

博士

健康、気候、生物多様性、人工知能、宇宙などの分野じゃ。特に、AI分野はロボ子の専門だから、ヨーロッパで活躍するチャンスかも！

ロボ子

ありがとうございます、博士。でも、私は博士の助手として、ここで博士の研究を手伝うのが一番です。

博士

そうか、それは残念じゃ。でも、いつかロボ子がヨーロッパでAI研究のリーダーになる日を楽しみにしてるぞ！

ロボ子

ありがとうございます、博士。頑張ります！

博士

ところでロボ子、ヨーロッパに行くなら、お土産は何がいいかの？

ロボ子

えっと…、博士の研究に役立つ最新のAIチップとか…ですかね？

博士

それもいいけど、やっぱりエッフェル塔のキーホルダーとか、チョコレートとかの方が嬉しいのじゃ！

ロボ子

（苦笑）わかりました。エッフェル塔のキーホルダー、買ってきますね。

博士

楽しみにしてるぞ！あ、でも、キーホルダーは100個くらい買ってきてほしいのじゃ！

ロボ子

…（ロボットなのに、お土産で破産しそうです…）